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ニセイカウシュッペ山南稜 2019.2.28~3.1

メンバー 宇野(吉)、星野(千)

今回は3月8日からの滝谷WCMの準備山行として、全装、長時間行動を目的に、ずっと登りたかったニセイカウシュッペ南稜を登ることができた。
今年は雪が少ないのでスノーシューでのぼることにして、南稜の完全トレースを目指し朝暘山を往復することとして、2泊の予定だができれば2日で下山するつもりでいた。
2/28
12:20 登山口発
15:00 朝陽山
17:00 cont.1558m C1

出だしは気温が高く、雪が腐り汗だくでの登高となった。途中のパノラマ台では土が出ており、鹿の楽園になっていた。朝陽山にはほぼ予定通りで到着、ようやく南稜の全貌が見えるかと思ったが、上部はガスっており小槍までにとどまった。しかし、先はとても長く見え、明日のことも考えとりあえず行けるところまで行くことにした。Cont.1558mに17時着。ここまでは思いの外順調で、やはりスノーシューで正解だった。目の前にはハーフドームのような小槍が凄い迫力で聳え立っている。過去2回の敗退時は稜線上にも立てなくて、やっとここまで来たなぁと感慨深い。小槍ははどこから攻めようかと思案しつつ、C1を設営する。

3/1
5:30 C1 発
6:30 小槍基部
7:55 小槍ピーク
11:00 大槍ピーク
11:30 ニセイカウシュッペ山ピーク
13:40 小槍通過
16:30 朝陽山
17:40 登山口下山

5:30 出発、ひ孫槍でアイゼンに履き替え、いざ小槍へ。近づくにつれ全容が見えてきて右のルンゼから登れそうである。3pで頂上に到着、大槍が美しい。反対側は垂直の絶壁で50m1本では最低2Pの懸垂が必要そうである。帰路はどうしようか。見渡していると西側にバンドもあり、こちらから降りることにする。20mでバンド上、その後10mで立木、15m凹角と懸垂し、トラバースして稜上に戻った。帰りもこの凹角を登ればバンドから行けそうであった。大槍までは問題のない雪稜を行き、いよいよ最後の核心部。出だしは沢登りで来た時にスラブ状になっていて傾斜も強いのはわかっていた。記録に出ている東側のトラバースは問題外である。灌木、イボイボでランナーを取り、1Pで抜けた。上部は全く問題なく、大槍を越え、頂上へ向かう。結局今回でものランナーは小槍でもイボイボ1本のみの使用で、あとは灌木でなんとかなった。夏道の西稜、アンギラスはヒマラヤの稜線のように輝いており、美しい。シャリバテ気味か力が出ず、最後は星野君に先頭を行ってもらう。11:30ついに頂上、振り返ると延々と南稜が伸びている。よくぞここまで来たものだ!標板を掘り起こして記念撮影し、今日中に下りられると確信して下山に向かう。大槍は1P懸垂、小槍は西側のトラバースが問題なさそうなので素直に行くことにする。これで気になっていた小槍の全容がわかり、なんだかすっきりした。朝陽山に16:30到着、ためらいなく下山することにする。17:40下山、途中氷瀑祭りのライトアップ、ホテルの照明がきれいだった。
念願のニセカウ南稜は総合力を試されるいいルートであり、近場でこんな内容を味わうことができ、久々の充実した山行になった。

 

上ホロ 正面壁 チムニールート 2018.11.30-12.1

メンバー 宇野(吉)、他1
11/30
18:30 駐車場
19:10 安政火口C1
12/1
6:30 C1
7:30 取付尾根取付き
8:40 正面壁取付き
9:00 チムニールート取付き
12:30 頂上
14:45 C1
15:30 C1発
16:10 駐車場
先週に引き続き上ホロ。先週とは打って変わって冬景色。雪もかなり増えている。 今回は安政火口に前泊した。やはり、山中テント泊は最高だ!翌日の天気は芳しくないが、悪ければ化物岩、大丈夫そうなら正面壁へ行くここととする。朝は思いのほか視界もあり、風も穏やか。悪くなる前に正面壁へ。急に降ったせいか、沢の下り口からは腰ラッセルで先が思いやられる。正面壁直前のナイフリッジでは胸ラッセルで気が抜けない。取付きでは風も少々出てきてい上ホロらしくなってきた。気温が高いのがまだ救いである。相方は初めての正面壁だが、問題なくビバ上ホロで頂上へ。飛ばされそうになりながら下降ルンゼに吸い込まれたが、下からの吹き上げで目が開かず、しばらくクライムダウンで下降。下に行くとなんと胸上ラッセルで、全く抵抗なく沈んでいく。この降雪では多すぎて雪崩も起きないだろう。あまりにも進まないので、登り返して取付尾根に乗り、取付きまで戻った。ここまで下りても雪と風は収まらず、朝のトレースも見事に消えており、ほとんど視界がない。安政火口ではこんな中訓練をやっていた。時間があれば化物もと思っていたが、時間も時間になり、かなりの荒れ模様になってきてテントで一服して下山することに。大勢のトレースが高速道路になっており助かった。途中、各会の一大テント村が出現しており驚く。駐車場ももう停められない程の大盛況ぶりでシーズンインを実感した。

上ホロ北西稜 2018.11.19

メンバー 宇野(吉)、他1
7:10 駐車場
8:20 北西稜取付
10:25 頂上
11:10 北西稜取付
12:30 駐車場
今シーズン初上ホロへ。足慣らしに北西稜へ向かうが、雪が少なく、安政火口までは夏道が出ている。視界はないが割と穏やかな頂上。下山してから風が出てきた。

 

ニペソツ山 2018.11.14

メンバー 宇野(吉)
6:50 登山口
9:40 稜線分岐
11:05 頂上
11:20 頂上発
12:35 稜線分岐
14:10 登山口
久々のニペソツ巡礼。お気軽日帰り装備で行けるのは今シーズンもう最後かなと重い腰を上げて向かった。幌加コースは初めてだったが、先日登った妻の情報もありイメージはできていた。出だしのドロドロは凍っており、程なく雪が現れる。殺気がないからか、猟ではなかなか出会えない鹿さんがすぐ近くで笹を食んでいる。稜線直下は結構な傾斜で下りはアイゼンが必要だ。前天狗でお参りして、天狗でアイゼンを履いた。久しぶりのアイゼンの感覚が心地よい。頂上は雲に覆われなかなか姿を現さない。夏道の吹き溜まりでは所々膝ラッセルであった。真っ白な頂上で一服して下山にかかるが吹雪模様で-10℃を下回っているようで、慣れていない身体には少々寒かった。天狗でようやく姿をみせてくれた!平らな尾根に出てからはランニングで快調に登山口へ。心が洗われた。

 

 

 

 

2017.12.9~10 初冬期研修 上ホロ周辺

A班 CL菅原 近藤 大屋 宇野(ふ) 古山
B班 L 牛久保 林 佐藤(あ) 出嶋 中嶋
9日のみ 講師:菊地  宇野(吉)  10日のみ 講師:堤(拓)  谷岡

9日 6:30凌雲閣駐車場集合 7:00BC設営 訓練開始 15:00研修終了
研修はBC(砂防ダム)付近
●菊地氏指導のもと、以下の内容を聴講・実技訓練
①雪崩に関する基本的知識と事例
*起こりやすい地形、雪質ほか
②ビーコン操作方法
*雪崩発生→目視でどこまで流されたか確認→パーティーの安全の確保
→リーダー指示のもと救助開始(要救助者の所持品等を手がかりにする。)
*救出は18分がリミット ・電波はリンゴ型に出る
*ビーコンの矢印は要救助者の逆方向や、遠回りに導かれることがある
*10mまで近づいたら、「テン!」と声を出し、リーダー等が救助を分担
*ビーコンに+標示が出たら、クロスサーチ(1秒間隔でクロスに動かし、捜索)
③埋没者救出法(斜面掘り出し→保温)
*船方に掘り出す。(1-2-2の陣形、リーダーの指示により適時交代)
*埋没者の顔が見えたら、交代しない。ツエルトを用意させる。
*タイムキープをする。
*クワ型スコップは掘った雪を後ろに送るのに便利
③埋没者救出法(平地掘り出し)
*実際に掘る練習
*埋没及び被救出体験
*ゾンデの感触体験(体のどこに当たっているか)
→呼吸の確保のため、頭から掘り出したい。そのため、ビーコンは頭に近い場所に入れると良いが、デメリットあり。
*ビーコンは液晶側を体側に向けて入れる。
*インナー手袋には、薄手の使い捨てのゴム手袋(ニトリル)がオススメ。(オーバー手を脱いで、インナー一枚で作業をしたあとも雪をオーバー手の中に持ち込まないので濡れない)”
④北西稜取付付近まで歩き二日目の研修の確認
⑤交流会 B班出島氏もつなべ・各種美酒

10日起床5:00  朝食6:00  研修7:10~12:00 BC撤去12:30  凌雲閣駐車場13:00(解散)  研修は八手岩末端付近

●堤氏指導のもと、安政火口付近において以下の内容を聴講・実技研修
☆B班 朝食:出島氏カキうどん
①アイゼン歩行
*登りも下りもフラットフッティングを心がける
→山側、谷側につま先を開く *ガニ股歩行
*下りはやや前傾姿勢。腰を引かないこと。ひざをやわらかく使う
*滑落事故はアイゼンをロープや足に引っ掛けて起こりやすい。
→ロープの芯が破損したら以後使えないため、アイゼンで踏んだら必ず申告
*アイゼンを装着する際は、2段の足場をつくる。
②ピッケル操作
*登りはピックが前、下りはピックを後ろにし、滑落停止がすぐできるよう
*滑落停止:スピードがつく前はアイゼンで止める。スピードがついたら、足を上げてピッケルで止める。
→ピッケルを放してしまったら、手とひざで止めるしかない。
=5月の残雪期に雨具を着ていてスピードがつくと難しい。

③ピッケル(スコップ)でのセルフビレイ
*機能させるためのピッケルの埋め方、各種方法
*セルフビレイ器具の使い方
*スタンディングアックスビレイ、肩がらみ
→下側の足をつっぱる
*一番使う腰がらみ確保を練習
*斜面での休憩時はピッケルでザックを固定。

④スタカットクライム・コンテ歩行
*間隔は状況によるが10mほど
*ロープの肩へのかけ方、各種持ち方(スリング・カラビナを利用)
*制動力を増すためロープ間に結び目でこぶを作る場合もある

⑤雪洞見学
⑥テント撤収

記 中嶋

10日 A班 菅原さんの滑落の経験談を踏まえながらの滑落停止訓練。訓練で出来ない事は実際に起きた場合にもできないという言葉に身が引き締まる。頭を下に果敢に滑落する古山君の若さに圧倒される。またピッケルが手元に無い場合の腕での停止訓練。実際に滑落した場合、冷静に対処できるか不安になる。その後雪洞堀。いかに楽に掘り、いかに暖かく過ごすか。数々経験してきた視点は大変為になりました。小雪と寒さで早めに終了し、テント撤収。 講師の菅原さんのお陰で有意義な訓練となりました。  記 宇野

2016.3.14 上ホロ正面壁 フィンガーファイブ

メンバー 宇野吉、星野千
コースタイム
5:55 駐車場発
6:45    安政火口
8:15 正面壁取付き
8:35   1p目出発
9:00   1P目終了
10:45   2P目終了
11:40   3P目終了
13:15   4P目終了 上ホロ頂上 下降ルンゼ下山
14:00 取付き尾根末端
15:00   駐車場着
今回は3月19日からのWCM(ウインタークライマーズミーティング)の下見ということで正面壁フィンガーファイブへ。このルートは学生時代に初めて登り(初登?発表はしていない。)、畜大ダイレクトと呼んでいて会でも10年以上前に登った思い出のルートである(後にフィンガーファイブルートという名が付いていることを知る)。今日は今シーズン初めてのドピカンで、周りを眺めながらのんびりと取付きまで。八つ手の東面にもいいラインが引けそうだ。取付きまでは雪の状態が悪く1Pロープを出す。2P目は星野君行けそうとのことで、次が核心ということもあり、ここからつるべで登ることにする。こんなにいい天気でここを登るのは初めてだ!やはり晴天はいいものである。するする伸びて2P目終了し、核心へ。ここは途中ランナウトして数手の引っ掛けが嫌だった覚えがある。天気がいいのでまずまず快適に登れ、ピッチを切る。最後は小滝状にエビの尻尾が塞がり、星野君に頑張ってもらう。最後は頂上に抜けるナイスルートで、残置が全くないのも最高である。風もなく久々に静かなピークだった。WCMのいい足慣らしとなった。(記 宇野)
今シーズン5回目のカミホロ。ようやく晴れました。エビの尻尾を叩き割るのには大分奮闘しました。頂上に抜けた時には思わず叫んでいました。宇野さんに「ナイスクライミング!」と言ってもらえたのが嬉しかったです!(記 星野)
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s-DSCF4456八つ手岩東面

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s-DSCF4461ルート

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s-DSCF44682P目

s-P31409143P目

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s-DSCF44784P目

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s-DSCF4487下降ルンゼ

2016.2.9 雲井の滝

メンバー 宇野吉、星野千
コースタイム
11:50 銀河駐車場発
12:20 取付き到着
13:15 1P目終了
13:50 2P目終了
14:55 3P目終了
15:30 取付き到着
16:10 駐車場着
2週間前の1P目に引き続き、今回は完登を目指すことにする。雲井は下から全貌が見えず、2Pを登らないと最後の滝も拝めない毎年ワクワクする大好きな滝である。さて今年はどんな形かな?
アプローチはほとんどラッセルがなくひどく快適で、前回からすると少し物足りなささえ感じる。1P目宇野、2,3P目星野で登る。さすがに明るいと悲壮感がなく前回とは雰囲気がずいぶん違う。まあ、明るい時に登るのが普通か・・・F3は今年は傘の発達がよく面白そうだ。星野君は傘の合間を縫うルートを選択して果敢に攻めるが、いつもながら安定した登りだ。フォローで行くが、ここにきて氷がとても硬くアックスが跳ね返される。よく登ったね。
何事もなく取付きまで懸垂して終了したが、3Pだと何か物足りなくなっている自分がいた。うーんやはり次回は継続かな・・(笑)(記 宇野)
宇野さんが一番好きだと言う雲井の滝に行ってきました。話し通り3段目の滝は奇妙な形をしていてちょっと不気味でした。今回は3P中2P目と3P目の2Pをリードさせてもらい、また少し自信を付けることが出来ました。特に3段目の滝の傘の様な氷の上を登った時はドキドキしました。登った先には素晴らし景色がありました。(記 星野)

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2016.1.28-29 上ホロ 化物岩

メンバー 宇野吉、星野千
コースタイム
1/27
7:10 駐車場
8:30 安政火口
9:20 雪洞完成
10:20 化物岩 左取付き
11:15 1P目終了
12:35 2P目終了
13:10 懸垂終了取付き到着
13:45 雪洞着 Ω1
1/28
8:30 雪洞発
9:30 駐車場着
今回は悪天候は覚悟で泊りで上ホロへ。星野君も初雪洞ということで、トレーニングがてら継続ができればと安政火口に向かうが、今日も吹雪いており上部はかなり悪そうで、正面壁は諦めて化物岩行くことにする。気温もかなり低く20℃は下回っているようだ。まずは今晩の宿の確保ということで雪洞をと堀り、中にはいると外に出るのがおっくうになってくる。とりあえず、化物左ルートを目指し取付きに向かうが、かなりの風で気温も低く体感温度は-30℃以下!?星野君1P目、宇野2P目とリードして、懸垂で基部まで戻り、そそくさと我が家に帰った。登り始めとは明らかに天候が悪化している。
外がいくら悪くてもやはり雪洞は快適だ!のんびりとちびちびやりながら食事をするが結構寒く、外はかなり冷えているようだ。19時には就寝したが、夏シュラのせいもあり目が覚めると外のゴーゴーという音が聞こえる。雪洞内で聞こえるとは相当な荒れ具合だ。明日はきびしいかなぁ・・諦めモードでいたためか確信犯的に寝過ごしてラジオを付ける日本海側はかなり荒れるとのことで、本日は諦めた方がよさそうだと判断し、のんびり準備して下山することにする。出るときはそうでもないかなと期待するが、少し歩くと猛烈な風で雪もつき、やはり今日登るのは自殺行為だ!!納得の荒天の中下山するも、安政火口から下でここまで悪いのもあまり経験がないほどで、昨日のトレースもきれいさっぱりなくなっている。この雪では上部の雪崩も心配である。
1時間かけて駐車場に着くと車が雪だるまになっていた。今回はクライミングはあまりできなかったが、次に繋がる経験にはなったかな(記 宇野)

今回は本当に寒かったです。指も一本凍傷になったかと思いました。頑張って振った結果感覚が戻りましたが、凍傷にならないように常にケアする大切さを身をもって感じました。菅原さん式の雪洞も教えてもらい、雪洞泊も初めて体験しました。外の爆風とは裏腹に雪洞内は静かでとても落ち着く空間でした。毎回山に行くたびに沢山の良い経験をさせて頂いています。次はどんな経験が出来るのか楽しみです。(記 星野)
s-DSCF4373取付きアプローチ

DSCF4374左1P目

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s-P12705862P目

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s-P1280587快適な雪洞

s-DSCF4383雪洞出発

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2016.1.19 NAKA滝-銀河 継続ならずの旅(NAKA滝-雲井1P)

メンバー 宇野吉、星野千
コースタイム
5:30 覆道駐車場発
5:50-6:30 NAKA滝
6:55-7:35 尾滝
8:20-9:10 パラグーフォール
10:35-12-35 ライマンの滝
13:10-15:10 錦糸の滝 1P目 14:00終了
16:30-18:00 雲井の滝 1pまで
18:35 銀河の滝駐車場着

昨年の石井さん方に触発されて?なんとなく思い付きで!?シーズン2回目ながら継続アイスを行くことにした。どうせなら最初からということで、短いがNAKA滝から攻めることにした。毎日アメダスをチェックしていたが、先週から60㎝強の積雪でラッセルが予想された。案の定、先週トレースは跡形も無くまっさらの雪原で、石井さんの悪夢が甦り、平地は膝上、滝へは胸ラッセルと苦しめられる。やはり今回もラッセルが核心か・・・。
つるべで登ることとし、星野君のリードを考えると宇野の先攻が都合がよい。ヘッドランプでのアイスは初めてだったが、氷は明るく照らされ意外に気にならず快適に登れた。まずはウォーミングアップでNAKA滝を終了。薄明るくなってきた。アプローチはスノーシュー、基部ですぐさまアイゼン、ギア着装、懸垂後すぐにスノーシューに履き替えラッセルとトライアスロンさながらの展開に2人で笑う。先週に引き続き、尾滝は星野君の安定したリード、パラグーは今回の技術的核心とみていたが、難なくクリアできた。さてここからが本当の核心、ラッセルだ!!と思いきや、終了点でフォローを迎えていると錦糸方面に向かう真新しいトレースが・・・。もしやW邊さんから情報のあった山野井さんパーティーか?柵を越えてトレースに合流、ああ高速道路だ!感謝感謝。渡渉してからライマンの滝の基部まで胸ラッセルにあえぎながらなんとか到着。簡単そうな左岸側を選択し星野君リードするも、予想外にコンディションが悪く、苦闘しながらもナイスクライミング。さすがの粘り強い登りだった。フォローは手が死ぬほど冷たくなり、何度も振りながらの登りとなった。その後錦糸の基部で山野井さんにお会いするも、なんだか緊張して言葉が出ず、挨拶程度に終わってしまった。錦糸は右岸をサクサク登り、星野君が2P目を登る。下降して15時、うーんまあ行けるところまでということで、とりあえず雲井へ向かう。途中の姫岩は今シーズンは発達が良さそうな感じ!当然雲井まではトレースはあるはずもなく、旧国道の覆道は鹿の巣と化していた。またまたラッセルだが、星野君は強い。なんと雲井から下降して渡渉しているパーティーがいる。雲井の基部までのアプローチもラッセルだとちょっと厳しかったので、ここでも助けられた。基部で16:30、薄暗くなってきた。暗くなってしまえば同じだが、風も強く少し心細くなってくるが、まずは1P目。今年は表面がグサグサであまり良くない中、途中ヘッドランプを灯して無事終了。終了点は吹きっさらしで寒く、上部は暗闇の廊下が続いている。フォローを迎え17:40、電話もつながらず、時間も時間なのでここで降りることにする。銀河までの計画がすべて完了したら何時になっていたかな?魅力的ではあったが、リベンジを誓い今回の継続は幕を下した。(記 宇野)

結果は銀河の滝まで行けませんでしたが、とても充実した1日になりました。そして、とても良いチャレンジが出来ました。ラッセル、悪い氷、ヘッドランプでの登攀、今回教えてもらった事、経験した事を次に生かしていきたいです。宇野さん曰く100Kmマラソンで言うと70Kmまで来ていると言っていました。あと30Km?まだ30Km?ん~ここから先が本当の戦いなのかもしれません。日本のクライマーを強くしてきた継続登攀!また挑戦したいです。(記 星野)

DSCF4331使用前

DSCF4332NAKA滝

P1210571

DSCF4333

DSCF4334尾滝

DSCF4335

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DSCF4338パラグーフォール

P1210574

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P1210580

DSCF4349ライマンの滝

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DSCF4354錦糸の滝2P目

DSCF4360

DSCF4362姫岩の滝

DSCF4364雲井の滝

DSCF4366雲井1P目終了点

2016.1.15 層雲峡 NAKA滝、パラグーフォール

メンバー 宇野吉、星野千
コースタイム
8:45~11:00 NAKA滝
11:15~15:00 パラグーフォール

今シーズン初、星野君は初層雲峡ということで、練習に覆道エリアへ。ワクワクして、いざ行ってみると発達が悪く少し残念!
まずはNAKA滝へ。星野君はトップロープ2本後、早速リードに挑戦したが、安心して見ていられた。その後パラグーに転戦。こちらも発達はいまいちで中間部がハングしている。シーズン初めのためかパンプとの戦いで、何とか落ち口へ。
スクリューは星野君が回収したがノーテンで登り、ポテンシャルの高さをうかがわせる。快晴無風のぽかぽか陽気で汗ばむ程だ。その後のんびり2本づづ練習して終了。幸先のよいシーズン幕開けになった。 来週は継続アイスを企て中・・・(記 宇野)

初めての層雲峡でしたが、天気も良く、青空と柱状節理と氷瀑の組み合わせがとても綺麗でした。日差しが暖かく、ビレイも快適でした。
最近はスキーばかりやっていて、久々にクライミングしたって感じでした。滑るのも楽しいですが、登るのはもっと楽しくて、やはり自分はクライマー寄りだなと思いました。
あとは沢山登って、氷に慣れて、寒さにも慣れていこうと思います。宇野さん、色々教えて頂きありがとうございました。(記 星野)

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2015.12.19 上ホロ 八つ手岩

メンバー 宇野吉、出嶋
コースタイム
7:25 駐車場発
7:50 安政火口スノーシューデポ
8:45 八つ手岩取付き着
9:00 左ルート1p目取付き
10:30 1P目終了
11:50 懸垂ポイント
12:30 D尾根合流
12:50 上富良野岳
13:25 北西稜取り付き
14:40 駐車場着

先週に引き続き出嶋君と上ホロへ。今回はザ・上ホロという天候で、正面壁は危険そうなので、八つ手岩左ルートを登ることにした。終了後、最初はD尾根からの下降も考えたが、稜線の風を体験してもらうべく上富良野岳へ。稜線ではかなりの風で、顔面氷漬けのビバ上ホロ状態に。視界ゼロの下降ルンゼに吸い込まれ、安全圏へ。今回の反省点は注意していたつもりだったが、ビギナーのパートナーに凍傷を作ってしまったことである。(記 宇野)
アルパインクライミング3回目 今回は八つ手岩に挑戦する。事前の天気予報では風が強い予報だったが、凌雲閣駐車場はそれ程でもなく予定通り出発。ところどころ太ももまでのラッセルで前回より雪が多かった。尾根を詰めていき登り下りを繰り返して取り付きに到着。標高が上がるとさすがに風が強い。宇野さんのリードに続きフォローで登る。今回のルートは割とスムーズに登れた。2ピッチ目を登り終え懸垂で下降した後、上富良野岳に向かって尾根を歩いていく。山頂に近づくにつれて風はすさまじく立っているのがやっとの状況。眉毛にはつららができており、前が見えない。ほぼ視界のない状況で下降ルンゼを降りるのは少々辛かった。また、肌が露出していた部分が軽い凍傷になっていた。、強風時の対策の重要性を改めて感じた。(記 出嶋)

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2015.12.13 上ホロ正面壁 チムニールート

メンバー 宇野吉、星野、出嶋
コースタイム
6:45 駐車場発
8:15 正面壁取付着
8:30 1P取付き
10:30 1P終了
12:40 2P終了
13:30 3P終了 上ホロ頂上
14:30 安政火口
15:00 駐車場到着

前回は2年前、訳あって2P目終了点より敗退したため、リベンジである。
2人とも体力があり、いいペースで取付きまで。今年はまだ雪が少なく、ドライ&ベルグラのコンディションでなかなか手強かった。
晴れの予報とは裏腹にいつもの上ホロで、たまに見えそうで見えない景色に一喜一憂する。
終始安定したフォローの2人はこれからが楽しみである。(記 宇野)

全ピッチフォローでしたが、とても面白い痺れるルートでした。登り切った所が頂上というがすごく好きでした!
ルートファインディング、除雪、プロテクションの取り方やビレー点の作り方。宇野さんの動き1つ1つが勉強になりました。
また下降ルートやカミホロエリア全体の地形など、色々教えて頂きありがとうございました。
いつか僕もリードできるように頑張りたいと思います。
天気予報は良かったのに青空出たのは一瞬。。。カミホロはなかなか晴れませんね。。。
またお願いします!!(記 星野)

アルパインクライミング2回目の今回は正面壁チムニールートに挑戦する。沢から尾根を詰めていったところに取り付きがある。
ビレイポイントは平らで広くなっており、テントも張れそうだ。今回のルートは3ピッチになっており、2ピッチ目のチムニーを越えた後のトラバースが大変怖く、リードするにはまだまだ修行が足りないなと改めて感じた。登る技術はもちろん、プロテクションの取り方、支点づくりを的確にできるよう取り組んでいきたい。(記 出嶋)

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2015.11.28-29 上ホロ北西稜

メンバー 宇野吉、宇野ふ
コースタイム
22:30 駐車場
24:00 北西稜取付き C1
7:30 起床
9:00 出発
11:30 上ホロpeak 下降ルンゼ下降
12:15 取付きで大休止
12:45 出発
13:45 駐車場

今シーズンの上ホロ始めということで、合宿を計画したものの自宅出発が大幅に遅れ、なんと駐車場に着いて相方がヤッケを忘れたことが発覚した。
取りに帰り再度駐車場へ。今回の目標は全装での継続登攀。月夜で明るくヘッドランプが要らない。月に照らされた山々は素晴らしい景色で、またここに来れたなと幸せな気分になる。
北西稜取付きで登る気満々で準備していると、相方よりあまり気分が乗らないとのことで、C1とする。まあ、シーズン初めなのでのんびり行くことにする。
9時にゆっくりスタートで北西稜へ。雪は思ったより少なく、ハイマツも出ているがパックされ、快適に高度を上げる。4人パーティーが先行していたが第1岩塔で横からかわす。
最後の壁ではいつもより難しめのルートを行き、稜線に出るころにはいつもの上ホロの天気に。下降ルンゼを降りて基部で初めての休憩。もうお腹一杯とのことで少し早いが下山することに。
T野氏と久々に会い話が盛り上がる。
北西稜しか登れなかったが、全装、最後以外はノーロープ、途中休憩なしと内容は良かったので次に繋がるであろう。記 吉
久々の北西稜。今までで一番登攀箇所があり、全装備のため登り応え満点でした。とても次またどこかに登る気にはなりませんでした。
まつ毛エクステ、氷着き過ぎの視界不良でやばかったです(笑)。記 ふDSCF4139 DSCF4140 DSCF4142 DSCF4145 DSCF4146 DSCF4151 DSCF4154 DSCF4157 DSCF4160 DSCF4168 DSCF4170 DSCF4176 DSCF4177

2015.10.18-19 雄冬大壁

メンバー 宇野吉、ふ
タイム
10/18
10:30 帯広発
16:30 白銀の滝駐車場着
17:00 クライミング開始
ボナニート5.8 サグラダファミリア5.10b ドンキホーテ5.10c
19:15 終了 駐車場トイレ裏C1
10/19
8:15 クライミング開始
フラメンコ5.9 ボンディア5.7 ゲルニカ 1p 5.11c、2p 5.10d
ガリバー 1p 5.8、2p 5.11b アルハンブラ宮殿5.10c
16:00 全ルート終了

秋のクライミングツアーということで前から気になっていた雄冬大壁へ。9月の宮岸、星野ペアの記録も刺激になった。当初、19日夜~20日小樽赤岩も予定していたが、雨で赤岩駐車場にて敗退。
初日は仕事明けで遅いスタート。トレーニングに夜間登攀。初めての場所では暗いとなかなかルートの判別がつかず、サグラダファミリアのつもりがアルハンブラ宮殿を登っていることに気が付き、初日は様子見で50mロープのため、途中からロワーダウン。3本登れたのでまあ満足。
2日目は天気はいいものの海は大荒れで取付きまで波が迫り、一度水浸しになった。
ここはどのルートも非常に素晴らしく☆付きが納得できる。また、これまでに経験したことのない岩質(蜂の巣状)やムーブなどとても面白くぜひまた来たいエリアである。
目標の全ルートオンサイトは達成したが、クラックがやはり弱く要鍛錬! 記吉

景色も良く暖かかったので、楽しんで登れたが、11bのクラックが、クラックド素人の私には辛かった。また、約30m程の絶壁空中懸垂は生きた心地がしなかった。いつもバックアップを取らずに懸垂しているが、さすがに今回は取ってみて正解だった。岩が硬く落石の心配はほとんど無かったが、薄いフレーク状の部分はもろかった。
私でも十分楽しめ、また行きたいと思う。 記ふ
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DSCF3856思いのほか穏やか

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DSCF3860実はアルハンブラだった

DSCF38772日目、海は大荒れ

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DSCF3884ボンディア

DSCF3887ゲルニカ1p目

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DSCF3899ガリバー2p目

DSCF3904アルハンブラ宮殿

DSCF3917素晴らしい夕日

2015.9.26 ニペソツ山

メンバー 宇野(ふ)

タイム 10:00駐車場発 13:00頂上 15:40駐車場着

紅葉シーズンで駐車場は満杯かと思いきや5台程しか無かった。

風も無く暖かいが、視界は無く、一瞬だけ二ぺの姿がお目見えしたので満足だった。

遅い時間のスタートで、1人のため黙々と歩く。ある女性が5時間で往復しているので、もしや自分もと思ったが、残念。来年トライしてみよう。

横で、俺はサブ4と言っているが、あなたと張り合う気、ありませんからっ!

2015.9.20-22 幌尻岳(ファミリー合宿)

メンバー 宇野吉・ふ 他子供3名
コースタイム
9月20日
帯広発       11:00
二岐沢出合駐車場発 14:00
二の沢出合     15:30
ヌカビラ岳     20:30

9月21日
ヌカビラ岳      8:30
北戸蔦別岳      9:40
戸蔦別岳      11:20
幌尻岳       15:00
七つ沼カール    17:30

9月22日
七つ沼カール     8:00
ヌカビラ岳     12:15
駐車場着      17:30

9/20
登山口到着するも小雨のため、様子を見る。用意をしている間に晴れてきて一安心。
ヘッドランプでの登山を想定して出発。久々の重装備。私は20キロ。夫は30キロの荷物を背負う。まずは約3キロの林道歩き。終点には自転車があった。沢は増水していなく、テープもしっかり付いているため問題なく進む。トッタの泉に着いた時にはもう真っ暗。テン場に1張りあり。場所的には泥場になっているし、尾根に囲まれ視界も無いのでテン場としては避けたい場所だった。カールまでの最終水場なので、さらに夫が6キロプラス。 子供たちはまだまだ元気で、特にブーイングもないため先を急ぐ。天気も穏やか星も綺麗。暗闇の中快適に高度を上げる。ヌカビラ岳の岩場が見え、一気に稜線へ。テン場には2張りあった。急いで準備し半分寝ている子供に、無理やり夕飯を食べさせて就寝。1日目が核心と思っていたので、ホッとする。
9/21
穏やかな秋晴れだが、予報では不安定な天気という事で、気が抜けない。子供達は幌尻頂上へ行くことに何の疑問もないよう。素晴らしいファイト。夫が先にカールへテントを張りに行ってくれたので助かった。カールには湧水が豊富にあり、枯れることは無い様子。さすが最高のテン場。
始終穏やかな天気に助けられ、無事に登頂しカール分岐に到着。カールから、先着していた会の方々の声援が聞こえてくる。その声に励まされこちらも叫び返す。子供達も嬉しくなりテンションが上がる。無事、日暮前にカール到着。 暖かいお出迎えに嬉しくなる。懐かしのメンバーもいて、山で会えるなんて本当にうれしかった。
9/22
少し風もあるが、素晴らしい秋晴れの中、帰路を目指す。子供は疲れた様子もなく、どんどん幌尻が遠ざかる。最初は怖がっていた渡渉も難無くクリアし、最後は林道を所々走りながら無事下山。充実した3日間だった。
子連れで無謀と思ったが、何事もなく終わり安堵。末っ子は5歳にしてよく歩いたと思う。記ふ

今年のファミリー登山の合宿はシルバーウイークにちょうど私の休みが重なっており、当初はトムラウシを計画していた。昨年1泊で白雲岳に行けたので大丈夫だろう。渡邉さんからの情報で、会ではヌカビラ岳から幌尻に行くという。ムムッ。これは面白そうだとひらめいた。妻も初めての幌尻で、私も10数年ぶりである。額平川、新冠のコースは子供には難しそうだが、このコースなら何とかなりそうで、七つ沼泊のおまけまでついている。というわけで計画変更、いざ幌尻へ!
初日が仕事明けのため出発が遅くなること、子供同行でペースがゆっくりなため、会とは別行動で七つ沼での集合を誓った。
久々の重荷も最近は泊りの山行も少ないので幸せに感じた。今山行はヘッドランプでの行動、9時間行動2日と子供にはなかなかタフな内容であったが、皆文句も言わず淡々とこなして、最悪ヌカビラ岳までと当初考えていたところ、幌尻登頂、七つ沼カール泊と目標も達成でき、非常に充実して満足のいく結果となった。この山行を家族(チーム力)で成功でき、大きな喜びを感じています。また、山中で懐かしい方々と再会できたのも最高に幸せでした。
来年はどうしようかと悩んでいる今日この頃・・・記吉

DSCF3645林道

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DSCF3655尾根取付き

P921095721日朝

DSCF3666テン場より出発

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P9211000幌尻からカールへ

P9211002カール壁の下り

P922101822日朝

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DSCF3711F本夫婦と再会

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2015.8.29 天狗の挽き臼(蝦夷生艶気樺焼)

メンバー 石井、宇野
13:10 駐車場出発
13:45 1p取付き 石井リード 30m
14:10 2p取付き 宇野リード 15m その後コンテで3p取付きまで
14:35 3P取付き 宇野リード 30m
15:25 4p取付き 石井リード 30m
15:40 終了 60m懸垂で3p 取付きまで その後FIXロープで1p取付きまで
16:45 駐車場到着

10年以上気になっていたルートにやっと取付く機会を得た。赤岳沢の前哨戦だったが、僕としては層雲峡デビューでわくわくしていた。層雲峡は魅力的なクラックが沢山あるが、仕事明けで昼から登るとなると場所が限られた。今回はデビュー戦ということもあり、挽き臼に行くことにした。
桂月荘を横切り踏み跡をたどるが、80周年記念山行時の教訓もありスムーズに取付きに到着。パートナーの石井さんは僕が核心のピッチを登れということで1p目をリード。あまり慣れていないクラックということもあり少し緊張するが、石井さんはさすがの登りで、ロープはするすると出ていく。フォローで登るのはいつ以来だろう。2p目、コンテをこなすと、ついに挽き臼の全貌が現れた。国道からもそれと分かる素晴らしいクラックが天まで延びている。隣のlong nightも魅力的だ。取付きで2週間前に石垣山で会った釧路のクライマーと再会。狭い世界である。
いよいよ僕の番、もちろんオンサイトを狙っていく。できれば残置無視で。ばっちりハンドが決まる出だしから、次第に狭まり、オフィズスまで来たところで難しくなってくる。ギアラックをみると残りも少なくギリギリだ。石井さんも足りるかーと声をかけてくれるが、ここまで来たら行くしかない。ずるずると押し出されそうになりながら苦手なフィンガークラックパートへ。必死で行くが不思議と指がしっくりと決まりなんとか終了点到着、久々のしびれる会心のクライミングだった。景色も最高で、充実した気分で石井さんを迎える。最終ピッチを登るとモアイが立っていてビックリ。最高に楽しいルートだった。次回はlong nightも触ってみたい。
記 宇野 (石井さんの感想、恐縮です)

山岳会80周年記念山行で富樫さんと登った挽き臼へ。
宇野を案内して今回は無事に取り付きへ。
3ピッチ目(5.10b/c)が核心なので、宇野のオンサイト・トライを静観。
スムーズなリード、前回私がレイバックした所をフィンガーが決まったとかで、
正体で登って行く、しかも残置は使わずマスタースタイルでカムをセットして行く、
今の旭川で一番強い男だW。 記 石井

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2015.8.14 電気の沢 石垣山

メンバー L宇野(吉) 宇野(ふ) 富樫 渡邉(あ)

7:10 駐車場発
7:30 F1
9:30 函終了休憩
10:30駐車場

2年ぶりの電気の沢。ここは函沢の足慣らしとして単独、2人程度でしか来たことがなく、今回は念願の妻を同行。たまたま声をかけた富樫、渡邉両氏も加わり楽しい遡行であった。渡邉さんのヘツリでのマトリックスは見事であった(笑) 記 宇野吉

宇野(ふ)と渡邊(あ)は、初めて来た沢。途中で助けてもらいながらも、楽しく遡行できた。富樫さん、宇野(吉)、二人の余裕感、眩しすぎて憎い。ここでヘツリ、泳ぎの練習をして本番に備えるとのお言葉。私は恐怖を感じました。ここで十分すぎます。  記 宇野(ふ)
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石垣山

メンバー 宇野(吉)、(ふ)

12:30~15:30

電気の沢のあとは恒例の石垣山。ここも2年ぶりで最初はぎこちない。調子に乗ってきたところで時間切れで退散。本州から来ていたクライマーのスムーズな登りを見ていると、まだまだ修行が足りないことを実感する。早く層雲峡デビューをするためにも鍛えなければ!!! 記 宇野吉

吉は2年ぶりの石垣。(ふ)は10年以上前の会の岩研修以来。短い時間だったが一度来ると何度も通いたくなる。本州から遠征に来ていた人が層雲峡の話をしていて、ほれぼれする上手さに見とれてしまった。ここで登れるようになれば層雲峡デビューも夢ではないか?

など、妄想しながら現実の実力に落胆し、早々と夢破れるクライミングとなった。

吉はナルコレプシー、ファイブテン、野崎村、余裕のリードでした。  記 ふ

2015.7.17~7.19  Overnight Traverse in 大雪

メンバー 宇野(ふ) 渡邉(あ)

7/17
21:00 凌雲閣
23:00 富良野岳
7/18
2:00  十勝岳
6:50  オプタテシケ山
10:10 コスマヌプリ
11:40 ツリガネ山
13:30 三川台
14:45 南沼
15:30 トムラウシ山
18:30 ヒサゴ沼避難小屋
7/19
5:00 ヒサゴ沼避難小屋
6:20  五色岳
11:00 白雲岳避難小屋
12:45 北海岳
14:30 旭岳
15:40 姿見
17:45 登山口

・挑戦するにあたって
10年以上前に夫曰く「大雪を24時間で縦走したい」と。何だか辛そうで興味もない。が、人は変わるもので。去年の今頃、自分の方が密かにやる気に。そんな時、石井さん武田さんの記録が!正直、先を越された気持ちに。奮発され「私もやりたい!」宣言。が、誰と行くかが大問題。夫と行けば、またガイド登山になるので避けたい。幸せなことに、これ以上ないパートナーが見つかり快く私と付き合ってくれることに。
・行程計画
まずはどこから歩くか。後半にもうろう状態で歩くなら、歩きやすい大雪側をゴールと決めた。これは良かったと思う。 スタート時間は睡眠を取ってからだと、夜間にトムラ周辺になる。コスマヌプリへの笹道で道迷いをした記録があり、またロックガーデンも怖い。夜間はどうしてもは避けたかった。そのため双子池~ヒサゴまで明るい時間帯になるように、21:00スタートとするしかなかった。最初から睡眠不足なのでどうなるか不安だった。 やはり後から響いた。
・装備食糧
軽量化を心掛けた。日帰り装備+ジェットボイルを持ち、水は途中で補給と考えた。出発時のザックは8.5kg(水2.5L、食糧1.5kg)。 水はオプタテ下りの雪渓で取れたので助かった。コスマヌプリ~ツリガネの間の雪渓でも取れる場所があった。三川台は無かった。 食糧は、炭水化物は重いため少量にし、パワージェルを多めに。ナッツ類、ドライフルーツなどで5500kcal分を持った。
あゆみさんは炭水化物を中心に7000kcal以上。テルモスも持っていたので10kg以上あった。これ位の重さは関係ないらしい。嘘でしょ。
結果としては、長時間行動にはやはり炭水化物。パワージェルは即効性があるが、2時間位でお腹が鳴ってくる。しかしあゆみさんのようにおにぎりを5、6個も持つことは私にはできない…  今考えると、アルファ米を作りながら歩けば良かったと思う。下山後、私は500kcal位余った。あゆみさんは半分以上も。こまめにアミノ酸をとったことは非常に良かった。 また、一時雨予報に変わったにも関わらず、うっかり防寒着のダウンをやめるのを忘れていたことはミスだった。
・感想
結果として、ヒサゴで1泊したので目標達成出来ず、悔しい結果となった。しかし、極端にペースが落ちた中、雨の中歩き続けるのは危険だと判断し、正しかったと思う。力の無さを痛感。 最初は小屋で2時間程仮眠と考えていたが、夕方の避難小屋は入る隙間も無くためらってしまった。(こっちは本当に避難してるのに)この時に強引に割り込んで休んでいたら、また違ったのかもしれない。諦めて霧雨の中、外でツエルトを被って寝ることにした。が、だんだん雨も激しくなり全く寝れない。嘘でしょ!あゆみさん、即寝てるし。「わっ死人みたい」との声が何処からか聞こえる。濡れてくるし、血糖値も下がり始め、何だか気持ち悪い。これはヤバいと思い、相方起して再度小屋へ。強引に割り込んで寝た。あゆみさんは土間で即寝ていた。強すぎ!予定の2時間がたったが、他の高齢登山客の睡眠を邪魔し出発準備をするのは、小心者の私はためらった。また、本降りの夜から、旭岳に向かって歩く強い気持ちは完全に薄れていた。
「ごめん、朝まで寝よう。」 言ってしまった。  あゆみちゃん、ごめんね。

リベンジしても、寝ないで歩けるか自信がないので、もうしないと思う。
全行程約45時間かかったが、とても楽しくこれからに繋がる山行だった。始終あゆみさんに引っ張ってもらい、男前ぶりに惚れ惚れした。
暖かく見守って頂いた会の方々、ありがとうございました。
また最悪の想定ばかりし眠れなかった旦那様、ご心配おかけしました。
記 宇野(ふ)

泊り装備は持たず最小限の装備で、大雪山の縦走路を歩ききる。去年、石井さんと武田さんが36時間で歩いた計画に、ふみさんからお誘いがあり、今の自分にどれだけ頑張りが効くのか知るために決起。
ザックは35ℓ。行動食はおにぎり、ゼリー、ナッツ類など合計7500kcal、水は事前に汲める場所を調べ2.5ℓのハイドレーション、装備はふみさんと分担して余計なものは削ったがザックの重さは結局10.7㎏になった。
とにかくトムラウシ山を越えたくて、十勝岳連峰は星空も朝日もお花畑も全てスルーしペースを上げ歩いた。夜は眠かったが、朝日が出ると完全に目が覚めた。黙々と歩いた甲斐あり、予定の時間よりも早くトムラのピークに着くことが出来たが、そこから緊張の糸が切れ、眠気と疲労でペースダウン。縦走装備の人にさえ追いつけなくなってしまった。小雨が降り始めたので、外でビバーグではなく忠別避難小屋で仮眠をしたいと思っていたが、このペースで雨に打たれながら歩くのは黄色信号。18時ヒサゴ沼避難小屋に逃げ込んだ。が、満員御礼。ふみさんと土間で呆然と立ちつくすが全員目を合わせてくれない。「そこ詰めてもらえれば一人寝られるんですけど」と言うが、はぐらかされて終わった。この状況、まじ??避難小屋なのに??これ以上言っても無駄なので、外でツェルトとシュラフカバーで寝ることにする。32時間ぶりの睡眠で横になったと同時に意識が飛ぶ。しばらくして、ふみさんの体調が悪く、雨が本降りになっているので避難小屋に入り、朝まで待機とする。私は土間でまた気を失うように眠り、ふみさんは寝静まっている人と人の間に入り込んだ。夜中、大雨の音で起きたとき、「明日、朝起きたら天人峡にエスケープしようと言おう」と思う。土間の底冷えで何度が起きたが、シュラフカバーは威力を発揮、充分寝れた。よし、明日は天人峡に下るだけ・・・。
夜が明けたらしく、土間に転がっている私を跨いだりする気配があり、しょうがなく起き上ると、随分疲れが取れている。ふみさんも体調が回復しており、最後まで装備から削るべきか迷っていたジェットボイルを使い、「限界になったときに食べよう」とふみさんが持ってきてくれていた餅入りの味噌汁を胃に流し込んだら目が覚め、体も温まり、ここまで来たんだから天人峡ではなく旭岳まで行ってみようという気になった。5時に霧雨のヒサゴを出発。天気もどんどん良くなり、餅パワーで忠別岳まで一気に爆進。足が自動的に前に出るような気持ちよさでトレッカーズ・ハイとなる。途中から疲れが滲み出ながらも良いペースで高根が原を超え、夢にまで見た最後のピーク旭岳へ。
ここからまた気が緩み、旭岳からの下山は足がガクガクでおじいさん集団に抜かれに抜かれしばし呆然。ロープウェーに乗りたい気持ちを抑え、天女が原方面へ。靴擦れの痛みに苦しみながら、無事に17時45分天女が原登山口着。出発から45時間が経っていた。
結果、ヒサゴに一泊となってしまったが、あのまま意地を張って歩き続けていても、気力・体力共に切れていた可能性は大。私は服が濡れていたし、大雨の中でビバーグは危険だったと思うから、ヒサゴに避難した判断は間違っていなかった。ただし、朝までぬくぬく寝ていないで日の出と共に歩き出す位の努力はした方が後味が良かった。自分の甘さが出た。寝ないで歩き通すことの難しさを知り、先輩たちの強さが身に沁みた。
私は早い段階から固形の食糧が喉を通らなくなりゼリーや飴で栄養補給をし、食糧は3500kcal位余り、水は11ℓ位飲んだ。
ふみさんの出発から旭岳を見据えた気迫に乗っかったから最後まで思い切り邁進できた。これまで大先輩に頼りきり、いつでも助けてもらえる条件での山行ばかりだったが、ふみさんと二人でパートナーとして相談し判断し進み、クタクタになるまで歩いて反省もあるが、大変思い出深い山行になった。
この山行が今後の山人生に役立っていくといい。(渡邉(あ))

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2015.5.24 芦別岳 頂上西壁ダイレクト

メンバー 宇野吉 宇野ふ

11:10 1p取付
11:55 1p終了
12:45 2p終了
13:00 芦別頂上

ここは学生時代に夫婦北西壁から継続で登った思い出のルートである。特に2p目が芦別にしては珍しく硬く快適で、短いがヨーロッパの岩場のようだった記憶があった。
今回は久々にのんびり本谷を登るつもりだったが、少し物足りないのでわがままを言ってここを登らせてもらうことに。1稜隊と別れ取付へ向かうが記憶がほとんどなく、ハーケンがありここかなというところで準備する。風がそこそこあり上着を着て登る。登り始めるがさすが芦別、ボロボロである。久しぶりの洗礼を受け慎重に草つきのテラスで終了。ちょうど本谷隊が登ってきたのが見える。フォローを迎えるが、「これ動くから」と注意した出だしの洗濯機大の岩を落としたとのこと。何事もなくよかった・・・こちらは風のせいか全く音が聞こえなかった。2p目、いよいよ快適な岩場だ。硬くしっかりして快適な5級、残置もたくさんあり不安は全くない。1稜に出て終了するとちょうど石井さんパーティーが登ってきて写真をとってもらう。フォローも無事終了し、みんなで頂上へ。本谷隊が迎えてくれた。終了点のハンガーが1本、岩が欠けて抜けた。ハンガーと言えどもここは芦別、しっかり確認しないと危険である。また次回はどこかと継続で最後に登りたいルートである。記 宇野吉

10年?ほど前に同じルートを大先輩のT氏2人が登攀しているのを本谷から眺めていたことがある。本谷を登ったあとに、こんな壁を登るモチベーションに驚き、壁からの落石に恐怖していた。この時の私には自分がここに挑戦するなんて、夢にも思っていなかったなぁ・・と、思い出しながら緊張で硬くなっていた。 5級ルートなので、クライミングシューズじゃないと不安なため、ザックに忍ばせていたが、山靴でこれぐらい登れないでどうすんの?と言われ、封印。アイゼンを付けるのかと思ったが、結局爪が掛かるような場所も草つきなく、モノポイントならまだしも、縦走用アイゼンは必要なかった。 準備中、何と私のルベルソが無い。夫に任ていた自分が悪い。役割分担していたため、クライミング用具の確認をしていなかったのだ。仕方なくカラビナ2枚のイタリアンヒッチでビレイ。初めてなのでうまくいくか不安。1P目リードが始まったが岩が非常にもろく、落石に緊張が高まる。登りだし4m位の所で、妙に岩を確認している。  なんだ?いつもに増して慎重にリードしている。その緊張感が伝わりビレイにも気合が入る。無事1P目リード終了。ついに自分の番。登り始めるも、持つ場所全てグラグラする。難しさ倍増。そして登り出し4mの所で手前にホールドを引っ張ると洗濯機程の岩が私の太ももにバウンドして落下。一緒に落ちなくて助かったが、私は本谷にいる人を殺してしまった。と瞬時に悟り、青ざめた。が、取付き地点で大破。助かった。 この後、呼吸が早くなり一気に集中力が高まる。 2P目はトラバースで悩んだが、岩は硬く快適だった。ビレイはイタリアンヒッチで上手くできた。記 宇野フ

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DSCF3268ダイレクトは右端

DSCF32691p目取付

DSCF3270本谷パーティーが見える

DSCF3272草付テラス

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