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銀泉台~緑岳 2018.9.17

銀泉台~緑岳  谷岡(単独)

コースタイム
銀泉台8:10 発-赤岳山頂10:22-赤岳山頂11:22--白雲小屋11:58(昼食)12:25出発-銀泉台15:27着 (時間7:17)

昨年の紅葉は10に一度の当たり年であったが、所用で行くことができず、昨年のリベンジを兼ねて連休最終日に赤岳に足を進めた。
7:30のシャトルバスに乗り銀泉台に到着するとややガスではあったが、第一雪渓付近には紅葉が垣間見えた。昨年を見ていないのでなんともいえないが、今年は並な感じの紅葉ではなかろうか。
紅葉は第三雪渓あたりまで確認でき、今日一の紅葉は第三雪渓直下であったと思う。
赤岳には写真を撮りながらでも2時間強で登れたので、高根ケ原方面も気になり当初の予定通り緑岳へ、各山の山頂付近は紅葉が終わっており北鎮・凌雲岳の紅葉は残念ながら来年のお楽しみに、、、
稜線は風速10m前後の風となりまた再びガスが出始める。また小泉岳~緑岳に登山者はおらず孤独な山行、緑岳近くになると雲の合間より日差しが出始め、運よく高根ケ原方面も確認でき、来週あたりは高原温泉沼巡りがよさそうである。
帰路はK山君が働く白雲小屋経由とし小屋でK山君と合流ここで昼食。食後にはK山君がコーヒーを入れてくれたことには感謝申し上げたい。
数年ぶりに来た白雲小屋は綺麗に良く整備されており、K山君の働きぶりが良くわかる。
その後 銀泉台に向かうが、やはり紅葉の写真が撮りたく何度も足を止めて撮影しながらののんびり下山となった。

 

 

沢研修~忠別川熊ノ沢 2018.7.29

2018/07/29 沢研修 熊の沢
L菅原、SL/記録谷岡。大屋

コースタイム 5時間22分(休憩含む)、距離10.2km
駐車場7:02 発 -標高760m付近落差30mの滝9:48-登山道合部12:12-キャンプ場12:28着

2018年の沢研修は2年前に決行を断念した熊の沢となった。
あまり記録の無い沢で期待と不安が入り混じる。最初の難関は忠別川の渡渉であったが連日の晴天も相まって水量も並となり難なく突破、入沢する。
沢の名前の由来通り、所々にフキの葉が押し倒された跡があり、クマの痕跡があることは言うまでもない。 最初は穏やかな小川であったが歩き初めて1時間強、大小のナメ滝が出始め沢の雰囲気が出始める。 砂防ダムは1つ、その後は大小のナメ滝は続く。そして最大のポイントは約2時間弱で現れる落差30m弱のナメ滝で一見すると登りはややリスクかと思い最初は高巻く、滝の上部に到達すると時間もまだたっぷりあり研修ということもあったので、支点を確保し全員懸垂下降、そしてトップロープで滝を登り研修というノルマを楽しんだ。
滝の状況は水草が付き登り難そうであったが、左側のルートは意外や滝表面の斜面にしっかりとガチがあり登り易く全員難なく登りきることができ研修にはもってこいのナメ滝であった。
その後 なめ床、ジャングル地帯や滝を登り昼過ぎに登山道に合流。キャンプ場に約15分で到着した。こんな身近な場所に距離もまずまず、登りごたえのある滝もあるスポットがあったとは再発見であった。   (谷岡)

 

札的沢一の沢 2018.7.21

札的沢一の沢
2018/7/21
Ⅼ宮岸、大屋、記録:谷岡

コースタイム
駐車場7:26 発 - 本流標高約300m付近8:34(雪渓の為折り返し一の沢ピストンに変更) -稜線着(844m)11:45 -休憩-下山開始12:09-駐車場14:55着

今回 行先が二転三転し札的に落ち着いた。 札的内川の本流を詰め稜線を経由し一の沢から下山するルートと想定していたが、本流標高約300m付近の崩壊した雪渓に出くわしこのルートを断念、ルートを一の沢ピストンに変更した。
林道も荒れ、川も大雨の影響で倒木もいたるところに、、、また、この川はとにかく砂防ダムが多く、何度も高巻きを繰り返す。 途中、一の沢中盤で高さ約20m強の滝ナメ滝が現れここも高巻くが、斜度がきつく今回ここが最も危険な場所だったかもしれない。 本流の折り返しから約3時間で稜線に到着するが、稜線手前の斜度もきつく苦労した、結局昼になっても天候は回復せずお昼過ぎに下山開始。
途中、3回の懸垂下降を行い沢の下りを久々に楽しめたのは何よりであった。
個人的には先週の暑寒別岳よりも距離ははるかに短かったのであるが、普段使わない筋肉を酷使し偉く疲れた印象である。
平然と重い荷物を持つM岸氏、疲れた様子をみせないO屋さんの体力はご立派。(谷岡)

暑寒別岳 2018.7.14

暑寒別岳  2018/7/14
谷岡(単独)

コースタイム
暑寒荘登山口6:47 発-扇風岩9:33 -暑寒別岳山頂10:41-下山開始11:10--扇風岩12:02-暑寒荘14:23着 (時間7:36)

昨年7月南暑寒別岳より暑寒別岳を眺め次は暑寒別と思い約一年、連休で天候が期待できそうな初日暑寒別岳へ、前半の森林から長い稜線歩きではヤブ蚊に悩ませられながらも8合目の扇風岩に到着するとその見事な風景に辛さも吹き飛び  しばし静観した。
山頂を望むとその先の山頂付近の傾斜は少しきつそうであるがもう少し、、、
9合目からの先はガレ場で直登の急斜面、ロープが張ってあり安全は確保されているが、終盤ということもあり、とにかくここは辛かった。
この最後の急斜面を登りきると山頂までは開けた平たんな道、ハイマツ帯を抜けるとお花畑が開けており花の最盛期を感じさせられる。
登山開始から約4時間で山頂に到達、ガスが出始めたものの周囲を見渡すことが出来たのはなにより、、30分山頂でくつろぎ下山開始約3時間で暑寒荘に到着した。

層雲峡~北鎮岳 2018.6.16

層雲峡~北鎮岳
2018.6.16
谷岡(単独)
コースタイム
リフト乗り場7:15 発-黒岳山頂8:30 -お鉢平展望台9:44- 北鎮岳山頂10:51-下山開始11:00-黒岳山頂12:34-下山開始12:50-リフト乗り場13:40着

山開き前の下見登山、このルートを歩いたのは2年前になる。今年は2年前より若干雪は少ない様に感じられるが、ロープウェイ展望台より黒岳全貌を望むとリフトの乗り場より雪渓歩きとなり、9合目から黒岳山頂間の急斜面にもしっかりと雪渓が残っている。
リフト乗り場を7:15に出発、8合目までやや急斜面を登る。朝はしまった雪質なので歩きやすいが単独ということもあり、念のため軽アイゼンを装着しての登り、8合目標識付近は夏道が開け、8合目から9合目はなだらかな斜面をトラバース、9合目標識付近も夏道は使えるが、標識を抜けしばらくすると再び雪渓、2年前より若干雪は少ないがやはりこの急斜面の雪渓は要注意で慎重な歩行が必要かと思われる。
黒岳山頂に到着し北鎮岳を望む、夏道はほぼ全開、北鎮岳手前の雪渓も雪は2年前より気持ち少な目、実際登ってみると下のごく一部は凍っておりこういったムラは注意が必要。
北鎮岳山頂は3年ぶりとなるが晴天にも恵まれお鉢平がよく見えた。
旭岳に雲がかかりはじめ下山開始、黒岳山頂で昼食、黒岳からの下山は気温の上昇と共に雪質がもろくなり、足場が不安定となり午前中よりはリスクは高くなると感じられた。

羊蹄山 2017.9.17

谷岡 他1名
コースタイム
6:30(比羅夫登山口)ー8:30(5合目)-10:35(9合目)強風のため撤退ー14:30下山

一度は登っておきたい羊蹄山に東京の知人と挑戦した。
朝、羊蹄山の山頂はガスに覆われていたものの周囲は快晴に恵まれ登山を開始、これは絶好の登山日和か?と思われたが標高が徐々にあがるにしたがって風が出てきた。
山頂にある避難小屋に宿泊したすれ違った登山者は山頂付近は強風で、自分は岩場を這って下山したという、気温の変わり目でもありまあ、そのうち風も穏やかになるだろうと思われたがその気配なし、9合目まで登り途中抜かれたトレランの若者たちが、「まずいっす、まずいっす」と下山してきた。もう、少し歩を進め森林限界を超え、稜線に近づくとガスをまとう風速10m以上の向い風、恐らくこの先はもっと厳しいだろうと判断してここで撤退を決断し下山した。台風は西日本にいたと思うがその威力は強く標高1900m付近は風速20m以上の風が吹いていた模様。羊蹄山の山頂はまた次回のお楽しみとなってしまった。残念。

比羅夫登山口

 

 

倶知安の街を望む 

 

9合目付近風が強い

羊蹄山、最後までガスが取れず。。

上高地-槍ヶ岳-北穂高岳ー穂高岳山荘-上高地 (縦走)2017/8/16-19

谷岡(単独) 現地で追加1名

コースタイム
8/16 上高地12:50-16:45槍沢ロッジ(泊)
8/17 5:45槍沢ロッジ-12:00槍ヶ岳山頂-16:45南岳小屋(泊)
8/18 7:00南岳小屋-12:40北穂高小屋-18:00涸沢岳直下コル(ビパーク)
8/19 7:00?涸沢岳直下コル-8:00穂高岳山荘着-17:00上高地

今回の北アルプスの縦走で救助要請を行う大失態となり、反省の意味を込め記載します。

長い文章になりますが関心のある方はご一読下さい。

今年も北アルプス縦走を計画し、過去歩いた槍ヶ岳―北穂高に加え今まで未踏破だった北穂高―奥穂高―上高地のルートを含めたコースを計画した。
(ちなみにこの行程は某旅行会社のビギナー向けの日程のパクリである。)

初日、上高地→槍沢ロッジに移動し宿泊
翌日、二度目の槍ヶ岳を経由して宿南岳小屋に宿泊。翌日は二度目の大キレット越えと北穂高小屋→穂高岳山荘の難コースを歩く予定であった。

槍ヶ岳の山小屋で同じくキレットから穂高岳山荘を目指す40代の小柄なKさんという女性と知り合い、行先が一緒ということで同行する事となる。
Kさんは会社の同僚(女性)が槍ヶ岳―穂高岳山荘を縦走し、自分も挑戦したくなり、
半年前からマラソン、ボルダリングジム通い、丹沢系の山を登り、山道をほぼコースタイムで歩ける実力をつけ、更に同僚よりコース攻略のアドバイスを受け、今回縦走に挑戦するとの事である。

当日朝、南岳小屋に夕方入り、翌日の天候をチェック、雨のち晴れの天候でどうした物か悩ましい状況であった。

偶然居合わせた地元ガイドの方と情報交換をし、午前中はガスで微風なので60-70代女性を2名連れガイドさん達一行は行けると判断、穂高岳山荘まで行くと言う。
距離は約5km コースタイムとしては南岳小屋-北穂高小屋(大キレット)までが3:30、北穂高小屋-穂高岳山荘は2:30である。
ガイド組は6:00南岳小屋を出発、少し遅れて出発しようとしたが、6:30頃には雨が降りはじめ様子見、7:00前にはガスとなり、7:00に南岳小屋を出発、彼女は初、私自身は2度目の大キレット超えに挑んだ。南岳から岩場、鎖、梯子を駆使し稜線まで下降、長谷川ピーク、飛騨泣きと名所を超える。朝のクライミングの効果もあり、前回よりも岩場で体がスムーズに動く、クライミング的な難易度は決して高くなく、手元は殆どガバ、難所は鎖や鉄の杭が撃ち込まれており、ある程度の安全

性は確保されている。岩稜を「○」のマークや矢印を探しながら進んでいくとガスの中から次々と岩壁が現れ天然のジャングルジムで遊んでいる様で非常に楽しい。しかし、左右は切り立った岩場で滑落した場合命の保証はなく、油断大敵である。
彼女は小柄でリーチ的な部分では苦労をするが、ガイド組の女性たちとほぼ同じ体系で無理なく行けるのではないかと判断した。 そもそも彼女と同行しようとした理由の一つに万が一自分自身が滑落した場合、場所などの特定、指示などのメリットがあると思われたからである。
地元ガイドの方のアドバイスでとにかくゆっくりの言葉通りにKさんをこまめにフォローしつつゆっくりと大キレットを歩き終えたがコースタイムは大幅なオーバーの5時間であった。

さて、北穂高小屋→穂高岳山荘のルートはどうするかが悩ましい判断であった。
時間はギリギリ行ける範囲、天候を再度ネットでチェックすると回復傾向で夕方から明日の朝までの穂高岳の天候の評価は「A」でその日の最低気温は9℃ 風は7mの予想で
Kさんに体調を確認すると体力的にはOKという事であった。
めったに来れないルート、自身としても初のコースで大変楽しみにしており、気持ちは既に次のルートに向いていた。
天候の良さが自分としての決め手となり進むことにしたが、この判断が大失敗であった。

ルート自体は大キレットより若干やさしいとの評価であったが、実際は涸沢への分岐から先は岩山と何個も超えるキレット同様の難所であった。
穂高岳山荘への初のルート、しかし、1時間経過したあたりからKさんのペースが上がらなくなった。ちょっとした難所で弱音を吐くようになりフォローする。16:00には山荘へ、いや最悪17:00には山荘に着く予定であったが無理な状況、最悪なことに天候は崩れ、雨も降りだし風も吹き始め天気予報は見事に外れた。
雨風の中、なんとか涸沢岳直下のコルと思われる付近に到着し、さあ、最後の登りと言うときに涸沢岳の巨大な岩壁を見あげたKさんの表情はこわばり。「もう無理です」と訴え始めた。ここを超えると山荘だからと励ますが、もう彼女の心は折れていた。
更に彼女を観察すると体は小刻み震え、唇は紫色チアノーゼ、低体温症の初期症状を呈していた。
気温は10℃強でこの症状を引き起こした原因は通常の山歩きと異なり岩場を歩いた影響であった。後で確認したことであるが、岩稜歩きは上半身、つまり手を使う動きが多い、ザックの腰のベルトでレインウエアは固定されているが、上半身の多くの動きはレインウエア上半身をどんどん巻き上げることになり、腰の部分から雨水が浸入、その後風を受けることで体温が急速に奪われたという。
また、私も自分とKさんとの体力差も考慮せず後半はペースを上げたため休憩、水分補給も不十分であった。

Kさんの状況をみて「まずい、彼女の保温をしなければ」と判断しザックからツエルトを取り出した。
山道を見渡すと先は岩壁、後ろは岩の路、時間が無い中で足元の唯一2m×1.5mの稜線のスペースだけがツエルトが張れそうな場所であった。やや強い風の中、ツエルトを展開、一度風でツエルトが飛ばさせそうになる。今回の山行は雨が降れば撤退と決めていたのでツエルトは本当にお守り程度のつもりでザックに忍ばせていたがまさか使用することになるとは夢にも思わなかった。
風がやや強いのでザックを重り代わりにツエルトの一部を風上側に固定、Kさんをツエルトの中に誘導、トレッキングポールで高さを各保、手で持っていないとすぐにバランスを崩してしまう状況であるが、とりあえず雨、風はしのげる体制は確保できた。
Kさんは下半身が濡れている状態、手の震えの影響で自身のザックから着替えを出せない状況だったので、自分のサックからダウンを取り出し、Kさんに着せ、その上にレインウエアを着させ更にエマージェンシーシートを体に羽織った。彼女はまだ小刻みに震えており、低体温礁初期状態が続き症状の回復か、進行か、どちらになるのか見守った。

しばらくして彼女から「大丈夫です」との発言があった。
「戻ってきた(元気な方へ)」と思われた。
手を取ると自分より暖かく震えは収まっていた。後で聞いた話では、シートは即効性で温かみを感じ、その後ダウンが体を温めてくれたという。

風がやや強く早く着替えをさせたかったが、何かあれば風でツエルトが飛ばされかねない。外に出ても見ても岩場でありロープでツエルトの固定が難しい状況でとりあえず、数個の石を拾いツエルト末端を補強、ツエルト内でトレキイングポールを右手で持ち高さを維持、風がある程度おさまるまで中で待機することした。(結局、明方まで風はおさまらず、、、)
時間は18:00頃になっていたと思う。この落ち着いた時点で救助の電話をすればよかったのかもしれない。しかし、二人にはその発想が出て来ずビパークを決めた。
幸いヘッドライトは新調したものだったので、ツエルト内の明るさは翌朝まで確保でき暗闇による不安は避けられた。
Kさんに水分、何か食べ物を口に含むように促すが、受け付ける状態ではなかったか、お菓子を少し無理に食べさせた。私は気が付いていなかったが、低体温症に合わせ脱水も彼女をむしばんでいた。
「明日 朝まで頑張るよ」と彼女を励まし覚悟を決めた。

一応落ち着き、さて、自分自身はどうであろうか確認した。ダウンは彼女に貸し、夜寒さが深々と迫ってくるのではないか、外気温は10℃前後、上はアンダーシャツ、ロングTシャツ、薄いトレーナーを追加で羽織、レインウエア、下は下着、スポーツタイツ、短パンレインウエアで靴の中に雨は侵入し、腰のあたりは少し濡れていた。着替え用の衣類の袋を座布団替りにした体制でエマージェンシーシートに二人で入る。。旭川体質が幸いしたのか、たまにブルっとする程度で翌朝までこの装備で耐えることができた。やはりツエルトで雨。風を防ぐ効果が絶大であった。
ここでの反省点は、常備していなければならないテルモスや予備の食事を岩場歩きで軽装にしたい、短い行程、山小屋が近くにあり、夏、ということでなめて携帯していなかったことである。彼女に何が欲しい?と聞くとカイロと言われたが、当然携帯していなかった。

18:00から翌朝5:00まで何とかツエルト内で無事過ごすことができた。
睡眠をとれたかどうかは定かでない。

雨は夜には上がり、風が弱くなり、明るくなってきたので行動を開始しようとした。
窮屈な体制で長時間いたため立ち上がっても足が思うよう動かなかったが、10分位で回復、
彼女はどうであろうか、見守るが自立歩行ができない状況であり、自分一人ではどうすることもできない。ここで救助を要請する事を決めた。

自身の携帯電話はauであるが圏外、会社の携帯電話ドコモで通信可であった。
私用の電話は緊急時以外基本的には×であるが、今、まさにその状況であり、ネットで調べると長野県警の遭難関連部署の電話番号があり、電話してみると、110番の方が良いとのアドバイスであった。
110番に電話をかけなおす。長野県側の警察とつながり状況、今の想定される場所を伝える
岐阜県警に電話を回され、岐阜県警から高山署にさらに電話が回され、救助隊員を送るという言葉を頂いた。
場所の確認であるが、携帯の地図や山レコのアプリを開けば簡単に確認できるのに、自身もあせっていたのだろう、夏山のルート上ということもあり発想がなかった。

30~40分後、救助隊員4名が来た。(穂高岳山荘スタッフ)自身は何も問題ないことを伝え、彼女のケアのみ依頼した。彼女には最初テルモスから薄めた暖かいカルピスが提供されていた。この時点で彼女のことは彼らに任せ状況を見守ることにした。

隊員は彼女にもう一枚ダウンを羽織らせ、難者用を背負う装備が装着されはじめた。 隊員全員ハーネスを装着、一人の隊員が彼女の荷物を持ち、残りの隊員で彼女を交互に運搬するようである。
お連れの人は先に山荘に入っていて下さいとの指示であったので、鎖場を登り山荘に向かった。途中別の隊員が50mロープを垂らし登ってくる隊員の補助をするようであった。

稜線に上がりしばらくすると涸沢岳山頂の看板が見えた。そこから山荘まで約20分、ビパーク現場から本当40分強で来れるわずかな距離であった。
夕方の時点でやはり救助要請すれば良かったか、、と後悔した。

山荘で朝食をとっていると隊員の方が戻られ彼女は既に診察中とのことであった。
穂高岳山荘には岐阜大学の医師、看護師が常駐しており、医師に状況を伺うと問題ないとの回答でホッとした。彼女は山荘の一室に搬送され療養中とのことである。

部屋に行くと山荘のスタッフが石油ファンヒーターでガンガン部屋を暖め、布団には電気毛布がセットされており手慣れた対応であった、彼女には温められたポカリスエットがあてがわれておりすでに半分を飲み干していた。
医療処置は体温測定、酸素飽和度と意識レバルの確認等であったらしい。
ここでは、意識障害があるようであればヘリで上高地の診療所に運搬されるシステムの様であるが、今回そのレベルには達していなかったようである。
また、ビパーク場所から距離は1km位だっただろうか、山荘まで3名の隊員が交代で彼女を運搬、搬送中隊員より震えがあるのはまだ大丈夫な証拠と精神的なケアもなされていた。

その後岐阜県警より山荘に電話が入り、電話で事情聴取を受けた。内容は住所、氏名、生年月日、山行の行程、登山届の提出の有無、幸い私は上高地バスターミナルで彼女はWebで長野県警に提出しておりお咎めはなかった。

時間は朝9時を回り一人の下山なら許可できないが、お連れ(私)が同伴なら下山可という指示であったので、付き添い9:30山荘を出発、涸沢経由で上高地に下山した。

今回、思い起こせば、大キレットを大幅に時間オーバーで走破した時点で彼女の実力は低く、次のルートに向かうことは「×」であり、基本である15:00までには山荘に入る計画を立てれなければ進むべきではなかった。彼女よりは登山経験者である私の痛恨の判断ミスであった。
普通の山歩きと難所(岩場)の違い、山の天気は変わりやすいを改めて経験した。
ツエルトを携帯していて本当によかった。わずか数百グラムの重要性を確認できた。

今後、北アルプス稜線に入られる方の参考になればと思う。         谷岡

電気の沢 2017.8.6

メンバー L出嶋 谷岡

コースタイム 7:30(入沢)-10:00下山
今年3回目の沢、D嶋氏に誘われ 自身としては初の層雲峡 電気の沢に向かいました。メンバーが3週間前に入った沢でもあるが、まさかの恐怖体験を味わった。
有名な最初の滝はD氏にロープを張ってもらい安全に滝の右側を登る。 そして、滝の上部から少しをD嶋氏が歩き私が追従した際、左側の斜面より茶色の岩が落ちてくるように見えた。「ラクッ!!」と叫ぼうとすると、岩が威嚇声をあげて私に向かってきた。それは身長180cmの私よりはるかに巨大で推定2m体重200Kgを越える巨大ヒグマであった。昼寝中か、縄張りだったのだろうか、今、自分の目の前にうなり声をあげ威嚇するヒグマが現れた。その距離約3mで対峙、セオリー通りクマから目線をそらせず、最初の攻撃をかわせる様に中腰姿勢、(少し離れてたいたD嶋氏はその距離の近さにT岡は殺されると思ったという) 対峙すること約1分クマは牙を剥き出し威嚇声、姿勢を変えず、目線をそらせず、じりじりと後退り、D嶋氏は対岸20m位離れた距離で声を叫ぶ、その声が効いたのか、距離がポイントだったのかは不明であるが、距離が7m位になったところで、クマは顔をプイと顔を背け滝のある下流へ動き出した。
ここでの長居はまずいと思った我々は後ろを気にしながら上流に急いで移動、チョックストーンの滝まで来て後ろを確認、クマは来ていない。当初の予定でここで登れなかったら引き返す行程であったのだが、クマのいる下流には戻れない。
D嶋氏が突破を試みるが水深が深く登れない、そのうち冷たい水につかり過ぎ低体温症手前までになった。 「前門の虎 後門の狼」状態でしばし検討後、戻るしかない、と思った我々は声を発しながら渓谷を手早く下りあのクマに遭遇することなく無事車にたどり着き安堵したのであった。
「電気の沢はシビレますよ~」M岸氏に言われたが、まさに痺れる北海道ならではの大自然をエキサイティング体験をさせてもらった1日でした。

※心に余裕なく、クマの写真はありません。あしからず、、、

この滝の上左側の斜面にヒグマがいた。

 

アバレ川 2017.7.30

メンバー L宮岸 谷岡

コースタイム 7:00(入沢)- 10:30 勝瑛の滝 – 12:15望岳台

先週の修行の様なオロエンに続き今回はアバレ川。 以前Y澤さんより楽しい沢と伺い、また、前日のネットのチェックでもワンちゃんを連れた5~6名のパティーが楽しそうに沢を登っていた。
M岸君に白金温泉で待ち合わせ7:00入沢、「今回はゆっくりね、、」と念を押したが、
沢に入ると早速ギアが入り先週に続くハイペース、ネットでは5時間で勝瑛の滝に到達していたが、入沢2時間の休憩時点で半分以上沢を登っており、3時間半で勝瑛の滝に到達。
今週もビリーズブートキャンプの様なハードな沢歩きで、私の構想ではネット通りの12時にマイナスイオンを浴びて滝を見ながら楽しい昼食、15時下山と思っていたが、12時過ぎには望岳台に到着し、今回も老兵にはハードな沢登りとなりました。
ビリーザ・M岸隊長は「1日の沢の予定が半日で終わってしまった!! まあ、二人ならそんなもんだろう、、、明日は朝からクライミングだ!! 」と奮起しておりました。

追加:レインウエアを着ての滝修行は面白かった。。。 T岡