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利尻南陵(4/28〜5/1)

  
                                   
                                                                          

メンバー:Ⅼ石井、出嶋
タイム:
4/28 稚内前泊
4/29 フェリー 稚内06:40~鴛泊08:20
フェリーターミナル8:30-鬼脇林道9:00-ヤムナイ沢-尾根取り付き11:00 1181mC1 14:00
4/30 4:00 C1出発ー10:30P1 11:30P2 13:39バットレス15:30本峰 19:00下山

数年越しの目標であった南陵登攀がようやく実現した。
天気予報の関係で1日送らせての山行だったが、結果的には大成功。天気は非常によかった。テンバ場からのロケーション、眼下に広がる鬼脇の夜景、漁火を灯す漁船、利尻ならではの光景に感動した。ヤムナイ沢の地形は白い恋人の写真通り、どこか異国を感じるような複雑な地形で現実社会とはかけ離れた感覚を常に感じた。核心ポイントはP1.P2の懸垂下降、こちらはピンポイントで下降地点に降りなければならず緊張した。クライミングではバットレスの1,2ピッチ目がおそらく核心だと思う。予定時間を大幅に過ぎて19:00の下山となった。行動時間、体力的にもハードな山行だったが、何より毎度の事ながら石井さんのフィジカル面に感服で恐ろしい還暦おじさんだと改めて感じた山行だった。

武利岳~ニセイカウシュッペ山縦走(2019.5.1-5)

イトムカ登山口~武利岳~ニセイチャロマップ岳~丸山~ニセイカウシュッペ山~清川

メンバー:Ⅼ 林、皆木、記録 丸子、食料・装備 佐藤(あ)、佐藤(亮)

タイム:
5/1 イトムカ登山口8:108:45林道二股(C1,000m)―9:20林道崩壊地点―10:35林道終点・武華岳
登山口10:5511:25ライオン岩分岐―11:40C1,260m 13:15稜線
C1,574m13:40
14:50C1,680mBC15:50テント設営完了―17:30夕食―19:10就寝
5/2 3:30起床―4:30朝食―5:40BC発―6:20P1,747m武華岳分岐(前ムカ平)6:30
10:50武利岳直下11:10P1,747m武華岳分岐(前ムカ平)―15:30BC着―17:30夕食―19:00就寝
5/3  5:30起床―6:00朝食―7:00BC発―9:20ライオン岩分岐―
9:40林道終点、武華岳登山口9:55―11:50イトムカ登山口 

5月1日 曇り時々晴れ夕方雨、視界良好、風弱く、気温7℃林道終点
イトムカ登山口から入山、林道は最初の二股から300mほど先で通行止めとなっている。その先の渡渉点の橋手前が大きく崩落し難儀する。さらにその先は林道か川か、わからないほどズタズタとなっていた。林道歩きに2時間要し武華岳登山口に着く。その先のライオン岩コース分岐には「平成27年の豪雨で倒木が多く通行止め」の看板が出ていた。気温が高く時折スノーシュでも踏み込む軟雪で苦労して稜線のC1,574mにでる。すでに13時を回っているのでテント場を探しながらC1,680mのハイ松に囲まれた雪上にテントを張る。夕刻から雨となりテント内が水浸し、明日・明後日と天候が崩れそうなので縦走を諦め明日は武利岳を往復し明後日は下山とする。

5月2日 朝方雨のち曇りから一時晴れ、視界前半100m・後半良好、風弱く、気温3℃(BC
昨夜からの雨が朝方霙となったが予定通り武利岳に向かう。40分ほどで前ムカ平(武華岳分岐)に着くが視界が悪い。幸い夏道が出ていたのでそれに従い標高差300mほど降り、その先は200mの登りとアップダウンが激しい。稜線が細くなり所々岩稜となっているが夏道も有り視界が悪いこともあって高度感はない。最後は150mほど登って武利岳の頂稜にでる。頂上は奥で一旦数十mアップダウが有ったのでそこから引き返した。細い岩稜帯にかかるころ急に視界が開け縦走の終点、ニセイカウシュッペ山が真っ白に見えるが矢張り遠い。その上武利岳から先もアップダウンが結構ありそうだ。前ムカ平付近まで視界が利いたがそこからまた不良となった。小雨模様中BCについた。

5月3日 曇りのち晴れ、視界良好、風弱く、気温観測せず
下山するので朝は日が出てから起床、ゆっくりと朝食を済ませBCを出発、視界は無いが登りのトレールが微かに残り一気に林道終点まで下山する。林道を歩いていると日が差し出す。崩落個所も往路で知っていたので難なく通過、正午前にイトムカ登山口降りた。

 
   

ニセイカウシュッペ山南稜 2019.2.28~3.1

メンバー 宇野(吉)、星野(千)

今回は3月8日からの滝谷WCMの準備山行として、全装、長時間行動を目的に、ずっと登りたかったニセイカウシュッペ南稜を登ることができた。
今年は雪が少ないのでスノーシューでのぼることにして、南稜の完全トレースを目指し朝暘山を往復することとして、2泊の予定だができれば2日で下山するつもりでいた。
2/28
12:20 登山口発
15:00 朝陽山
17:00 cont.1558m C1

出だしは気温が高く、雪が腐り汗だくでの登高となった。途中のパノラマ台では土が出ており、鹿の楽園になっていた。朝陽山にはほぼ予定通りで到着、ようやく南稜の全貌が見えるかと思ったが、上部はガスっており小槍までにとどまった。しかし、先はとても長く見え、明日のことも考えとりあえず行けるところまで行くことにした。Cont.1558mに17時着。ここまでは思いの外順調で、やはりスノーシューで正解だった。目の前にはハーフドームのような小槍が凄い迫力で聳え立っている。過去2回の敗退時は稜線上にも立てなくて、やっとここまで来たなぁと感慨深い。小槍ははどこから攻めようかと思案しつつ、C1を設営する。

3/1
5:30 C1 発
6:30 小槍基部
7:55 小槍ピーク
11:00 大槍ピーク
11:30 ニセイカウシュッペ山ピーク
13:40 小槍通過
16:30 朝陽山
17:40 登山口下山

5:30 出発、ひ孫槍でアイゼンに履き替え、いざ小槍へ。近づくにつれ全容が見えてきて右のルンゼから登れそうである。3pで頂上に到着、大槍が美しい。反対側は垂直の絶壁で50m1本では最低2Pの懸垂が必要そうである。帰路はどうしようか。見渡していると西側にバンドもあり、こちらから降りることにする。20mでバンド上、その後10mで立木、15m凹角と懸垂し、トラバースして稜上に戻った。帰りもこの凹角を登ればバンドから行けそうであった。大槍までは問題のない雪稜を行き、いよいよ最後の核心部。出だしは沢登りで来た時にスラブ状になっていて傾斜も強いのはわかっていた。記録に出ている東側のトラバースは問題外である。灌木、イボイボでランナーを取り、1Pで抜けた。上部は全く問題なく、大槍を越え、頂上へ向かう。結局今回でものランナーは小槍でもイボイボ1本のみの使用で、あとは灌木でなんとかなった。夏道の西稜、アンギラスはヒマラヤの稜線のように輝いており、美しい。シャリバテ気味か力が出ず、最後は星野君に先頭を行ってもらう。11:30ついに頂上、振り返ると延々と南稜が伸びている。よくぞここまで来たものだ!標板を掘り起こして記念撮影し、今日中に下りられると確信して下山に向かう。大槍は1P懸垂、小槍は西側のトラバースが問題なさそうなので素直に行くことにする。これで気になっていた小槍の全容がわかり、なんだかすっきりした。朝陽山に16:30到着、ためらいなく下山することにする。17:40下山、途中氷瀑祭りのライトアップ、ホテルの照明がきれいだった。
念願のニセカウ南稜は総合力を試されるいいルートであり、近場でこんな内容を味わうことができ、久々の充実した山行になった。

 

丸山(1617.8m)・北大雪 2019.3.31

▲丸山(1617.8m)~大函から
2019.3.31(日)

メンバー 芳澤、古山
タイム
7:05 大函P→7:18 新大函林道→8:34 850峠→8:58 790橋(新大函ノ沢) 9:18→9:33 820取付→10:49 1070JP→12:32 1420巻き1450 13:02→14:03 山頂 14:19→15:49 新大函林道出合→16:26 850峠→17:23 車
/登り6:58 下り3:04 総行動時間10:18

ニセイチャロマップ川を最初に左岸から右岸に渡る橋がないものと勘違いしていた。普通に渡って新大函林道へ左折する。ガリンガリンでウロコのみではつらく、Sアイゼンつける。850で峠を越え下るとここの橋も落ちてはいない(?)。どうやら地形図の橋の位置より約600mほど手前にある。820で取り付き、林道をいくつかまたぎ、1070で平坦なJPで左へ折れる。1400まで登ると一気に視界が開け、目の前の屏風岳の大迫力!ふりむくと表大雪が白い!見上げる先には・1468の岩峰が鋭く、通過できそうにない。1420あたりから巻始めるが、これが良くなかった。たかだか標高差で30mに30分を費やし消耗する。このあとガクンとペースダウン↓↓ 1550から最後のガリガリ急登、ハイマツの頭が出た斜面を慎重に上がると360°大パノラマ!! 北西に平山、そこから時計回りにチトカニ、有明、天狗、支湧別、ニセチャロ、武利、武華、屏風、遠く石狩連山、表大雪、朝陽山…
帰路。尖った雪庇群は手前の1つはどうしても降りられず、西側を小さく巻いたが、・1468は上を通過した。徐々に時間がおしてくる。日没前に降りれるかヒヤヒヤしたが、どうにか間に合った。

 

十勝幌尻岳~札内岳~エサオマントッタベツ岳~神威岳 2019.3.14~3.18

十勝幌尻岳~札内岳~エサオマントッタベツ岳~神威岳 2019.3.14~3.18

L宇野(ふ)、佐藤(あ)

3月14日 7:00芽室町直売所集合 8:15戸蔦別林道最終民家前発 9:27オピリネップ林道尾根取付き 16:00C1600mC1着
3月15日 3:45起床 5:45 C1発 7:30十勝幌尻岳 17:00札内岳直下C1700mC2着
3月16日 3:30起床 5:30 C2発 7:50札内岳 16:00エサオマントッタベツ岳 16:45C1750mC3着
3月17日 3:30起床 5:50C3発 15:00神威岳北東尾根 18:15C1000mC4着
3月18日 3:30起床 5:45C4発 8:00戸蔦別林道 11:30トッタベツヒュッテ 13:10戸蔦別林道最終民家着

1日目
つぼ足で最終民家前の駐車場発。少し歩くと、私達が計画している同行程を終えて下山中の北大山岳部6人とすれ違い、この先の林道情報を教えてもらう(彼らは3日行動・2日停滞したそう)。戸蔦別林道は荒れておらず、戸蔦別橋は落ちているがスノーブリッジで渡れたと聞き安心する。また、オピリネップ林道までの3.5kmの林道は綺麗に治っておりサクサクと歩けた。オピリネップ林道に到着し、スノーシューを履き、尾根の末端から取り付いたが、3,4日前の低気圧でドカンと降ったらしく、膝ラッセルとなる。ササの上の雪は結合力が全くなく、足を踏み込むと雪はパサパサと崩れ、斜度が上がらず消耗する。時間がどんどん押していき、今日中のカチポロ越えは絶望的。C1,500mからの斜度が一層きつく空荷でラッセルしたが、100m標高を上げるのに1時間もかかってしまった。C1,600mの平らになったところで雪庇を下りて整地し、16時C1設営開始。疲れ果てて2人とも食欲がない。今日中にカチポロを越えられなかったので、明日は早起き・早出と誓う。
 

2日目
昨夜の誓いも空しく、2時に目覚ましをかけたはずが鳴らずなんと3時半過ぎに起床。急いで用意をして、カチポロを目指す。雪が安定してきて、ラッセルがありながらも、サクサクとピーク着。進退を相談するが、今日は1日好天予報で、札内岳が凄く近く見えたこと、この先の稜線はラッセルはないと目論み進むことにしたが大誤算だった。
雪庇を踏み抜かないよう樹林帯に逃げるが、ブッシュもうるさい上にラッセルも酷い。天気も下り坂で雪が降ってくる。札内岳手前の最低コルC1500mまで到着。2人ともまだ元気で、目の前の札内岳は超えれそうだと共通認識があったので14時400mの登り返しに取りついたが、下の雪は安定していたものの、高度を上げていくと雪質が変わり足下の雪は崩れ、標高を上がれない。なんとかC1,700mまで頑張ったが、暗くなり雪も本降りになってきてこの調子だと札内岳を越えC2を設営出来るのは19時を過ぎるだろうと判断し、17時その場で斜面を切り崩してC2設営開始。すぐに木が出てきてしまったので、斜面側は空中に浮いた状態で悲しいテンバが出来上がる。転がって落ちていかないよう木にしっかり固定。2人とも食欲はない。
  
 

3日目
5時半、明るくなるのを待ち、空荷でトレースを付けに上がる。少し登ると雪が安定してきたので、荷物を背負ってピークへ向かう。斜度がきつくなったので直下でアイゼンに履き替えたが、雪に潜りながら雪の札内岳着。エサオマンが近づき嬉しくなるが、札内岳~札内JP間の雪が一番深く腰まで潜り、しかも天気も悪くなる中、頑張って歩く。途中に一か所細い岩稜帯があったが、なんてことはなく通過でき安心した。雪の状態も定まらず、ふいに固くなるのでアイゼンに履き替えたり、またすぐ雪が深くなりスノーシューに戻したりで時間が無情に過ぎる。近いと思っていたJPが猛烈に遠く、GPSでJPをもう通り過ぎているんじゃないかと何度も確認したほど。精神的にここが正念場だった。エサオマンの登りに入ると、やっとラッセルから解放され、バリズボの中アイゼンで風雪のエサオマンに着。既に薄暗くなり始めているので、そそくさとピークを去り、標高を下げC3としたかったが、視界もなかったため主稜線から外れてしまい、西側の斜面を100mほど腰まで潜りながら下りてしまった。明日の朝、軌道修正するため、17時前C1,700mの急斜面を削り、またしても斜面側が空中に浮いた状態のテンバが完成。2人とも食欲がない。
 
 

4日目
5時半、明るくなるのを待って出発。しっかりと戻るべき尾根を確認でき、スコップで除雪しながら空荷で樹林を繋ぎトラバースし、主稜線に合流。強風予報だったけど、なんと微風で今山行一番の快晴となった。昨日何にも見えなかったエサオマンが見え、素敵だった。ここまで来ると、神威岳に向かうだけなので緊張も解け、無心で腰ラッセルで進む。途中で水が切れたため、水作りを1時間程しながら休憩し、神威JPに向かうが、まるで北東尾根が逃げていくように距離が縮まらない。天気がいいのだけが幸い。本来であればとっくに下山してる時間なのに、神威JPに着いたのが15時。頑張れば今日の夜中には下山出来るかもしれないが、2人とも疲れ切っているので、戸蔦別林道をC4にし、明日の早朝に下山することに変更。その場で家族や会社に連絡を入れ、下山が1日遅れることを伝える。急ぐ必要がなくなり、気がラクになるが、JPから北東尾根に下りるのに、尾根の末端と雪庇の境目がわからず、すぐ下にあるはずの北東尾根が見おろせず、ビビりすぎてしばし右往左往。でも下りるしかないので、腹を据えてコンパスを便りに尾根の末端に近づくと、真下に北東尾根が見え拍子抜け。今山行一番緊張した場面だった。視界がないときは降り口を間違えて雪庇を踏み抜くかもと思うとゾッとする。北東尾根も雪庇が張り出し、踏み抜きやルートロスしないよう慎重にしていたはずが、やはり東側に下りすぎてしまい、気付いた頃には連日同様、暗闇の人となった。またしても軌道修正は明日に持ち越し、C1000m付近で斜面を掘りC4設営。2日ぶりにテントの四隅が地面に着き、平らな寝床となりささやかな喜びを噛みしめた。水を先に作り終えてから、幸か不幸か山行中、2人とも連日のオーバーワークで食欲がなかったため、余し気味だった白米をかき集めると1.5号にもなり、残った天かす・大豆ミート・寿司のこ等の食材を全部ご飯に混ぜ、ごちそうだと言いながら2人で完食した。ガス節約のため汁はなし。

 
 

5日目
残りのわずかなガスでお湯を作り、非常食のアルファ米を半分ずつし、スープで体を温めたころ、ガスもちょうどなくなった。今日も青空が広がる下、出発。水平トラバースで北東尾根に合流。なんでこんな顕著な尾根を見逃したのか??と不思議。戸蔦別林道に着いたときは嬉しかった。ただし、ここから13kmの林道歩きがあり、気が抜けないので、ラッセルを交代しながら歩く。林道は5箇所くらい道の流失と、戸蔦別橋がなくなっていたがスノーブリッジを繋いだ以外は平常だった。トッタベツヒュッテに着き、川から水を汲み一息いれる。雪解けの冷水に生き返った。林道はヒグマの足跡がたくさんあり、今にもバッタリ出くわしそうだったので、笛を吹きまくり疲れも忘れて最終民家まで走るように爆進。13時過ぎ、最終民家前の駐車場に着くと、家の方が出てきて、ねぎらいの言葉をかけてくださった。次は稜線にテントを張って、景色を楽しむ余裕を持ちたい。
最終民家の方によると、オピリネップ林道までは3月中で工事の完成検査が終わるため、それが終わればGWまでには通れる予定で、オピリネップ林道から奥の戸蔦別林道の工事は不明だそう。
 

毒矢峰2019-2-27

毒矢峰(886m)

2019,2,27(水)晴れ、視界良好、風5m/s、気温−7℃

メンバー:林(単独)

タイム:登山口635→二股652P665m730820頂上840P665m903920二股903920登山口

 登り:1時間45分   下り:40分

夏の定山渓天狗岳や余市岳の登山口である白井川の右股林道から入る。そこに「天狗小屋」登山届小屋が有る。15分ほどで二股、そこを右に30m入って尾根に取付く。p668m越えC800m まではそこそこの傾斜が続く。あとは頂稜となっているが窪地もあり吹雪かれると目標物が無いのでコンパスをしっかり当る。

頂稜出ると右から白井岳、ヒクタ峰、定天三山が展開する展望だ。残念ながら余市岳は見えるが木々に阻まれる。

尾根へは左からも取り付けるが幾分急傾斜と思う。

多峰古峰山、モユクンタップコップ山2019,2,23

多峰古峰山(661m)、モユクンタップコップ山(646m)

2019,2,23(土)晴れ、風2~3m/s、視界良好、気温−1℃(多峰古峰山頂上)

メンバー:林(単独)

タイム:登山口653→林道と別れる707→コル(C390m727815多峰古峰山8309:04モユクンタップコップ山922953→多峰古峰山958→コル(C390m1020→林道10351045登山口

全行程:3時間52

多峰古峰山は苔の洞門から1.3Km先のシシャモナイ林道が登山開始点、モユクンタップコップ山は多峰古峰山南南東方面にあるP646mを言うらしい。林道入口のはゲートがあり車1台が止めれる。夏道は無いが何故かゲート脇に「多峰古峰山登山口」の表示が有る。その林道を進むと分岐するがここにも「多峰古峰山」の表示と矢印がある。林道を15分ほど進むと目の前の多峰古峰山が見えてくる。ここで林道と別れP445mを右に見て山腹を登るとP445mのコルに出る。ここから尾根を忠実に登ると多峰古峰山。

ここまでしっかりトレースが付いていでおり山頂表示もある。展望も良く樽前山から恵庭岳までの展望が良いが白老岳方面は灌木の間から見られる程度。

多峰古峰山から南南東方向に一旦下り登り返すとモユクンタップコップ山の頂上、ダケカンバが有り展望はあまり良くない平坦で目印のテープ類が四つほどあるだけの頂。帰路は往路と同じルートで下山した。

スキーを予定していたがトレースがスノーシュだったのでそれに変更したがこの辺りは積雪が少く笹が出ている。また、灌木も多くスノーシュが有利だった。        ハヤシ

 

ヒクタ峰2019.2.16

ヒクタ峰(1,083m)

2019.2.16(土)曇り、風弱く、視界良好、気温−4℃(ヒクタ峰頂上)

メンバー:皆木、林

タイム:除雪跡(林道入口)7:408:00滑沢林道(C465m)カーブ点→8:10林道から尾根へ(C510m)→8:30C650m8:439:00滑沢山(P873m)9:0510:38ヒクタ峰(1,083m)頂上11:0511:45滑沢山→12:15林道→12:30下山(林道入口)

登り:2時間58分  下り:1時間25

定山渓温泉から札幌国際スキー場に向かう途中、小樽内川がさっぽろ湖にそそぐ地点右岸にあり地形図では1,083mがヒクタ峰。取付きは滑沢川から2~300m定山渓温泉寄りの滑沢林道と小樽内川林道分岐で除雪がされていた。滑沢川を滑沢林道C456mから尾根に上がり尾根のC520mにでて林道と別れる。ここから尾根通しでp873m(滑沢川山の表示有り)の右に出る。

一旦下り南西方向の尾根はヒクタ峰まで続くが左側に雪庇が張り出し、尾根上は大きな風紋ができており、スキーでこの風紋を越えると頂上になる。頂上から定天Ⅰ・Ⅲ峰がクッキリと見えた。北側には白井岳や余市岳が見えるはずだが雲がかかっていた。眼下には白いさっぽろ湖も見える。

スキーのまま下山するが風紋に注意がいる、滑沢山を巻くつもりでいたがいつの間にか頂上に出てしまい往路と同じになってしまった。

尾根は顕著で灌木もそれほど気にならず雪質も良く快適の楽しめた。     ハヤシ

1839峰 2019.1.4~1.7

1839峰 2019.1.4~1.7

CL李家、SL・朝食担 佐藤(亮)、シェフ志水、菅原、宇野(吉)、佐藤(あ)、星野(千)、他1

1月4日(金) 9:30ダム横駐車帯発 10:55札内ヒュッテ 13:20二俣出合着~C1設営
1月5日(土) 6:30C1発 10:40Co1300 12:30岩稜帯 13:30夏尾根頭着~C2設営
1月6日(日) 6:50C2発 9:35ヤオロマップ岳 12:15C2・3着 
1月7日(月) 6:45C2.3発 11:45札内ヒュッテ 12:50ダム横駐車帯着 

昨年の9月28日、札幌で山野井康史さんの講演会があり、5人の隊員が集まった。講演会後には”つる”で懇親会。その時に、次の冬のまつりは孤高の鋭鋒〝ザンク″はどうか?と盛り上がり開催が決定した。
志水シェフの食テーマは「だし(出汁)」。

1月4日(金)
ダム横に駐車。去年のカムエク崖尾根に引き続き、トンネル歩きからスタート。去年は雪が深くトンネルとトンネルの間はスノーシューを付けたり外したりで忙しかったが、今年は雪が少ないのでつぼ足で行けた。真っ暗闇のトンネルも、アスリート軍団は闘牛のように突進している。赤いウエアが赤いハンカチ代わりになっている説浮上。志水先生のザックは27kgだそう、たくさんの調味料が入っている。 心配した沢の徒渉も事前に宇野さんに偵察に行ってもらった情報の通り、コイカクシュサツナイ沢は渇水状態、積雪も足首程度で初日は全行程つぼ足となった。登山口までは計画より遅れ気味だったが、コイカク川に入ってからは前回モード、アスリート軍団が物凄い勢いでラッセルしてくれ、予定の2時間近く早くC1予定地、二股出合着。時間が早いので、1300mまで上がる案も出たが、これから上がっても8人分の水作りに時間がかかるため、沢から水がくめるここをC1とし、テントを2つ設営。
だし:1日目:志水シェフは脱水気味の隊員を気遣い、昆布でだしを取ったお湯を一人一杯ずつ飲ませてくれ、だしを取ったものでタスマニア牛のしゃぶしゃぶ、次に「舞妓はんヒーヒー鍋2019(ホルモン・ニラ・キャベツ・舞妓はんヒーヒーラー油入り)」と9号の米。山で二段階の夕食なんて贅沢過ぎる。1年ぶりで大変盛り上がる宴。

1月5日(土)
主稜線に突き上げるまで7時間あまり、バカ尾根と格闘し続ける1日となった。笹の上に支持力の全くない雪、いわゆるシュガースノーが乗っかっており、とにかく足場は決まらない。アリ地獄状態に苦しめられた。スノーシューの刃は食い込まず、一歩進んで三歩ずり落ちる。ブッシュを掴み、もがき苦しみながらなんとか登り、ふくらはぎも二の腕も悲鳴を上げてくる。おまけに下部は気温が高く、脱水にも苦しめられた。そんな中、ラッセルが生きがいのアスリート軍団は興奮しながら胸ラッセルに向かっている。そして、すごい突破力で次々と難所をクリアしていく。徐々に尾根が顕著になり、風が強く出てくる。夏にフィックスロープが張っている岩稜帯手前でアイゼン装着、岩稜帯は少し右から慎重に登り、夏尾根頭に出ると「待ってました!」と言わんばかりの烈風。これが日高だ、と不謹慎ながら嬉しくなる。曇で景色はほとんど見えない。雪庇は小さく、これ以上進んでも雪洞は掘れなさそうなので、夏尾根頭から少し下りたところをC2としテントを設営、今日から二泊するので頑丈なブロックを積んだ。
だし2日目:椎茸でだしを取り、一人一杯ずつだし汁を飲んで水分補給。大きな鶏もも肉のタンドリーチキンと黒千石とキヌアの炊き込みご飯。タンドリーチキンはガラムマサラで味付けされていて辛旨~。リーダーは汗が噴き出て食べれない。楽しい宴。明日の天気は終日強風予報。夜のうちに30cm程の積雪。

1月6日(日)
物凄い風の音と寒さで眠れない夜だった。風でテントが揺さぶられる度に、水滴が顔に降り注ぎ冷たい。強風の中、スノーシューで出発。楽しすぎた昨夜の代償(二日酔い)でただでさえ大変な行程なのに自ら負荷をかけてしまう。尾根が細いので、風の息を縫って慎重に歩く。大きなアップダウンはないが、落ちたら助からないなーという場所が数カ所、スノーシュー幅の細い場所もありスリリング。烈風のヤオロに到着し進退を相談。風は13時がピークとなり、それからも弱まる予報ではない。時間の余裕もないため、ヤオロからザンク側に少し進み、みんなで村岡さんにご挨拶をして引き返す。稜線はブリザードが吹き付け、冷凍人間となる。ヒラヒラになってテンバに戻り、夜を安全に過ごすため入念にブロックを再補強。顔面凍傷者多数。
最終夜のだし:鰹節。その中に、味噌とすり胡麻一袋を入れたお汁と、サンマと銀杏の炊き込みご飯(いくらをトッピング)9号。入山3日目、疲れが溜まっている中で、この純和風の食事は感動した。全員お腹いっぱいだと言うけど、志水先生から実はこれも作る予定だった、と大きなカマンベールチーズ2個やお好み焼きの材料など次々食材が出てきて、結局ほとんど食べ・呑み尽した。宇野さんからはコッヘルに入れられたシフォンケーキ(去年はつぶれてしまったので大事に持ってきてくれた)にホイップクリームをしぼり、みんなで子供のように食べた。話は尽きない。明日の天気予報は終日晴れ、風も弱い予報。

1月7日(月)
-25℃、寒さで全員寝不足の朝。昨日の学習をせず、そんなに呑んだ記憶はないのに、今朝も二日酔いで朝ご飯が食べられない。一足先にテントを出たリーダーの「山見え始めてるわ」の声に、急いでパッキングし外に出る。モルゲンロートに輝く美しいザンク、ペテガリ、「これぞ日高」という細い稜線がどこまでも見えて胸が詰まる。景色を見ながら撤収作業。今日がアタック日だったら・・・。東側の斜面のハンノキの枝が一面赤く染まり、忘れがたい光景を頭に焼き付けさせてくれた。後ろ髪引かれまくりでこのまま日高の亡霊になりそうだった、アイゼンを履いて下山。夏尾根頭でたくさん写真を撮り、岩稜帯はフィックスロープを使い慎重に下りる。樹林帯まで下りると、つぼ足となりアスリート軍団は闘牛に戻り下山突進。足を車輪のように一生懸命動かすが、闘牛達の姿はいつの間にか見えなくなった。最後まで個性・元気が過ぎるヤセ尾根隊員であった。沢に降りてもみんなが物凄い速さで歩いていく。あっという間にダムに着くことができた。予定より1時間早く下山し、嵐山で入浴し解散。
たくさんのお酒とおいしいご飯を背負って、行きたいと思う山に行けること。仲間に恵まれて幸せです。

1月4日
 
 

1月5日
 
 
 

1月6日
 
 
 

1月7日
 
 
 
 

ホロホロ山北西尾根 2019.1.3

▲ホロホロ山(1322.3m)北西尾根

2019年1月3日
天  候:朝方快晴のち曇り、風7m/s、視界50m(上部)、気温−20℃(登山口)・−13℃
メンバー:皆木、林
タ イ ム:大滝工芸館(c450m) 7:05→8:55 c800m 9:05→9: 50 c960m 10:00→10:50 C1,125m→11:00 C1,250m→11:20 スキーデポ C1,270m 11:30(推定)→13:20 頂上 13: 30→14:05 スキーデポC1,270m 14:10→15:20 c960m 15: 35→17:00 大滝工芸館
/登り:6:10 下り:3:30

朝方快晴で登山口の大滝工芸館では−20℃と寒い。靴を没する程度のラッセルだが、前回(2018年2月)より積雪が少なく、多くの笹が顔をだしている。樹林帯では倒木や灌木で迂回せざるを得ない。それでも何とか頂稜付近C1,250mまではスキーを使えたが、薄く雪に覆われたハイ松は危険とデポする。頂上まで距離にして750mくらい。ハイ松や灌木を踏み抜き腰まで没し、苦労。デポ地から2時間近く、登山口から6時間半を要して頂上に到着した。
帰路は幾分早くデポ地へ到着。スキーで下山を始めるが、ハイ松や灌木にスキーをひっかける危険があり、慎重にコースを見極める。それでも何度か足を取られた。樹林帯に入っても倒木があり気が抜けず、日没も迫るが焦りは禁物。樹林帯を抜けるとやっとホットし、ライトを点灯せずに登山口に降りることができた。
今年、こちら方面は積雪が少なく、灌木やブッシュが顔をだしているので注意がいる。

 
 樹林帯を行く                         樹林帯
 
 灌木帯(c1250m付近)                    山頂

上ホロ北西稜 2018.12.16

▲上ホロカメットク山(1920m)/北西稜~下降ルンゼ(南西コル)

メンバー CL出嶋、SL星野(千)、鈴木、芳澤(記録)

タイム  7:40 凌雲閣P→8:29 旧Z付近、DP(スキー・スプリット・シュー)・アイゼン装着 8:47→9:03 1540、沢下降→9:08 北西稜取付→9:39 1710、アンザイレン→11:35 稜線→11:47 山頂 11:51→11:59 南西コル下降点→12:43 1540、下降ルンゼ左岸→13:00 旧Z付近、アイゼン脱 13:14→13:46 P、後着(シュー組)  /登り4:07 下り1:55 総行動時間6:06

すったもんだで、やや出遅れる。稜雲閣に着くとそれなりの車の数。K会4人組が準備を終えようとしていた。我々パーティーはほぼ最後尾で出発。足回りは、スキー・スプリット・シューとバラバラ…旧Zらへんでデポし、EPに切り替える。どうやら、今日の北西稜はK会、Hクラブ、そして我々の3Ptのよう…取り付きまでは、先発2Ptのラッセルで助けられる。強力30代ツートップに牽引され、グングン進む。先行K会は真っ直ぐ行ったようだ。Hクラブは沢へ下降中。稜線に上がった頃には、いつの間にやら先頭に出ていた。1710付近、ここから2人づつアンザイレン。ロープの準備をしていると後続がゾクゾクと追いついてくる…見下ろすと、そこそこ狭いし、そこそこ急。左のルンゼから越えると岩の裏側でセルフがとれた。ホッと一息…コンテでやや緩いところを進むと、目の前の壁のような岩塔…2なのか3なのか?左から巻き上がる。急なTRVを終え、2度目のセルフ(1840)。そして、ここから稜線1900まで一気に上がる。さすがに氷化している。岩も露出している。落ち着いて、一手、一足…壁を一つ乗り越えた。そして、もう一つ越えるとみんなの笑顔があった。稜線に突き出た!! 風は15~20m/sくらいか…細かい氷の礫で目が開けれない、顔も痛い。100m弱ほど南西に歩いて山頂到達! 山頂写真を撮って、すぐに南西コルへ。上富良野岳基部から右へ…ルンゼをドンドン下降した。足回りを履き替える頃にはすっかり展望もよくなり、背景の山もよく見えた。達成感、充実感いっぱいで一歩ずつ確実に車へと戻った。若い人たちに引っ張られ、登らせてもらいました。感謝!  (Y澤)

※写真の順番は右下から左上へです。

上ホロ北西稜 2018.11.19

メンバー 宇野(吉)、他1
7:10 駐車場
8:20 北西稜取付
10:25 頂上
11:10 北西稜取付
12:30 駐車場
今シーズン初上ホロへ。足慣らしに北西稜へ向かうが、雪が少なく、安政火口までは夏道が出ている。視界はないが割と穏やかな頂上。下山してから風が出てきた。

 

日勝峠~ペケレベツ岳~芽室岳 2018.3.17~18

日勝峠~ペケレベツ岳~芽室岳 2018.3.17~18
L宇野(ふ)、佐藤(あ)
3/16 19:00御影セイコーマート集合 20:20芽室小屋手前250m林道に車デポ 21:00日勝峠C0
3/17 5:00起床 7:00出発 11:00ペケレベツ岳 15:00ウエンザル岳C1設営
3/18 4:30起床 6:30出発 10:20パンケヌーシ岳 11:50芽室岳 14:30芽室小屋 15:20林道車デポ地到着~日勝峠に車回収へ

16日19時、緊張の面持ちで集合。配車の途中、私の軽自動車が林道の溝にハマり、真っ暗闇で傾いた車を見て「(始まる前から)終わった!!」と思ったがなんとか事なきを得た。前途多難な気がして暗い気持ちで日勝峠でC0設営。星が瞬いていた。

17日、日勝峠PのC0で、一人餅3個入りラーメンを食べ、スノーシューで出発。青空が広がっているが風が強い。雪がしまっているのでラッセルはなし。C1343mを越えてアイゼンに履き替える。いつの間にか曇っていて稜線に上がっても日高の山並みは見えない。小雪がちらつくペケレベツに11時に到着。晴れ予報だったのに~。計画ではC1654m(幌内分岐)をC1としたかったが、時間的に今日の到着は諦め、出来るだけ進んでC1にする。そうすると快適なテンバ探しに集中。ペケレベツから先は立派な雪庇が張り出していたので半雪洞にしたかったが、数日前に降った雨が固く凍り、スコップでは刃が立たなかったので(スノーソーが必要だった)、疲れた体にむちを打ってウエンザル岳を越え、吹きだまりを整地しC1。二人用テントは狭くて不便だけど山っぽくてテンションがあがる。餃子たっぷりキムチ鍋、〆は生うどんを投入。ふみさんに軽量化するんじゃなかったの、と言われるが、山での食事は妥協しないことをS先生に教わった。座ってるのが苦しいくらい満腹になって20時就寝。

18日、一人餅3個入りラーメンを食べ出発。予感は的中で、昨日より視界もなく、風が強い。がっかりだ。朝から100~200mの地味~なアップダウンを繰り返す。C1予定だった幌内分岐はテントを張れるような場所はなかったので、昨日の場所をC1にして正解だった。広葉樹の明るい尾根を300m下ったら、パンケヌーシの400mの登り返し。尾根は広いし、特に危険なところもないけど、天気は良くない上に、このえげつないアップダウンが心身共にダメージを与えてくる。パンケヌーシ手前は特に風が強かったが、3月なので寒いといっても真冬ほどではない。ここまで来ると終わりが近づいてきたので張り詰めていた緊張もほぐれ出す。頑張って登ったパンケヌーシからまた300m下る。私たちの気持ちを映したかのように、雲がぐんぐん取れてきて、風が強いけど、一気に晴れ渡った。芽室岳に着くと360度の展望があり、チロロ岳を確認。今の私たちだとあと何泊必要だろうか。中部日高のゾクゾクするような細い尾根が見たかったけど雲で見えなかった。日勝峠がもんのすごい遠くに見え、お互いを讃え合う。ピークは10分ほどの滞在で下る。芽室岳コルからの1000mの下りは覚悟はしていたけど、頭が痺れそうなくらい長くてうんざりした。ここはスキーが使いたかった。芽室小屋は二年前の台風で窓や扉が傾き、無残な姿で中はもう泊まれそうになかった。
ここから先は林道を歩けばいいだけと気が抜けていたら、道が流されて高巻きを強いられたり、高巻きし過ぎて別の林道に入り込んだり、スムーズにいかず疲れ果てた。無事に車へ到着。

大雪縦走を彷彿するかのような緊張で心身共に疲れたが、二人で相談し、判断し、計画通り歩けてとても良い経験となった。(佐藤あ)

  

 

オコタンペ湖→小漁山→漁岳 2018.2/3

オコタンペ湖→小漁山→漁岳→オコタンペ湖
2018/2/3
メンバー:L皆木 林
オコタンペ駐車場6:35→7:25オコタンペ展望台7:30→7:40オコタンペ湖畔→8:10対岸平坦地C623m→9:15小漁山尾根末端9:25→11:40稜線11:50→12:20小漁山→13:20漁岳尾根取付きコルC1,240m13:30→14:10漁岳14:15→14:50P1,178m巻き終了点(右巻き)15:00→15:35コル尾根より外れるC900m→16:40オコタンペ湖畔→17:10オコタンペ展望台17:15→17:55オコタンペ駐車場

2/3天候曇り時々薄日漁岳風雪、視界良好(漁岳頂上を除いて)、風8m/s、気温-8℃(オコタンペ駐車場)
オコタンペ湖から小漁山―漁岳―オコタンペ湖と周回縦走。国道453号からオコタンペ湖へ行く道々78号は冬期閉鎖のため分岐から歩きになる。オコタンペ湖展望台手前から沢形を利用し湖岸に降りる。オコタンペ湖は10cmほど結氷し積雪も10cm、湖面を対岸(西)の平坦地に向かって進む。対岸の平坦地は小沢が流れていて真っすぐとは行かない。
小漁山へは頂上左から東に延びる尾根を計画していたが左にトレールが有りそれに釣られ左沢に入る。入って直ぐに二股、これも左に入ると沢形は尽き、右の尾根に上がる。快適に高度を稼ぐと稜線が見えるが傾斜も増す。積雪状態も悪く新雪の下はザラメ雪でスノーシュは無論、ツボ足でもステップが崩れる。塹壕の様なラッセルで切り抜ける。小漁山の左側500m当たりに出る。小漁山は何の表示もない頂上であった。
小漁山からはスノーシュが効いて快適に漁岳に行くことができる。頂上付近は風が強く吹雪となる。漁岳頂上で記念写真を撮り早々南東に延びる尾根を下山、始めは急斜面だが直ぐ緩斜面となり風も弱まり視界も良くなる。オコタンペ湖の北東、恵庭市と千歳市群市界上にあるP968m(オコタンペ山と呼ばれているようだ)から漁岳を往復するトレースが付いていた。オコタンペ山手前のコル付近から沢形を利用しオコタンペ湖に降りたが途中ゴルジュと滝に出会い、巻いてオコタンペ湖に降りることができた。あまり良いコースでは無なくオコタンペ山を経由の方が良いだろう。                    ハヤシ

オコタンペ湖上から見る漁岳(正面)

小漁山東尾根末端から見る恵庭岳


小漁山頂上

小漁山稜線から支笏湖方面 

漁岳頂上

漁岳南東尾根から小漁山(右奥)を振り返る

カムイエクウチカウシ山~札内川七ノ沢左岸尾根 2018.1.5~1.8

カムイエクウチカウシ山 2018.1.5~1.9
CL李家、SL佐藤(亮)、シェフ志水、宇野(吉)、菅原、佐藤(あ)、星野(千)、他1

1月5日(金) 8:00中札内道の駅集合 8:45ピョウタンゲート着 9:25出発 11:50札内ヒュッテ
15:00七の沢出合~C1設営、元気な3人で上部のルート工作
1月6日(土) 5:00起床~撤収 6:40出発 14:15 1640mコル着~C2設営
1月7日(日) 4:30起床 6:30出発 11:10カムエク 14:00 1640コルC3着
1月8日(月) 4:30起床~撤収 6:30出発 12:30札内ヒュッテ 14:15ダムゲート前

今年のヤセ尾根登山隊は過去最多の8人。なんとか予定を合わせ、ガケ尾根からカムエクを予備日なしの4日間、ピストンでアタックすることとなった。
1月5日晴。
札内ダムまで車が入れる予定だったが、ピョウタンゲートで閉じており(年末の降雪で道道に雪崩の危険があったので閉じたとのこと)、残念ながら+3キロ、全長16キロの林道歩きとなった。今年の年末年始のカムエクは人気だったようで、下山中の2パティーとすれ違う。トレースがあるため初日はだいぶラクに七の沢出合に到着できた。元気なアスリート宇野・佐藤・星野氏の3人は翌日のルート工作へ行き、残りの5人でC1を設営。ルート工作隊は真剣なようでなかなか戻ってこない…。今回の志水シェフによるメニューテーマは「ガーリック&ジンジャー」で初日は牛すじ&ニラ鍋、9合の白米をペロッと完食。宇野さんが撃った鹿チャーシューなど贅沢な品々が並ぶ。
1月6日晴。
朝は一人餅3個入りラーメン。ガケ尾根を北側からスノーシューで取りつくが、急斜面なので先頭は空身でラッセルしてからザックを取りに戻ることにする。急斜面のササの上に積もった雪は保持力がなく、1歩進んでは2歩ずり落ちる・・・を繰り返し、ササを掴みもがき苦しみながらもじわりじわりと高度を上げていく。重たい荷物、深いラッセル、滑る足下の三重苦にあえぎながらも嬉しそうな隊員たち。だんだん尾根が顕著になり、左手にピラトコミ山、行く手にはふんぞり返りたくなるような猛烈なポコがいくつか待ち受けているのが見える。「あんなところ登るのかよ~」と内心思うが、実際行ってみると見た目ほどではない。ラッセルをどんどん交代し、更に尾根が細くブッシュがうるさくうんざりしてきたころ、Co1660のコルに着き、C2設営。1823峰、コイカクが見え、「日高っぽい」景色が目の前に広がり、素敵なテンバで満足する。元気な人たちで、雪洞掘りの練習。C2以降は軽量化のため雪洞にしたい菅原氏 vs 積雪量が心配なテント派複数で意見が割れ、結局多数決でテントを上げたが、1660mコルの雪庇には雪洞が掘れる十分な雪があったらしい。菅原さんゴメンナサイ…。晩ご飯は絶品酢豚と9合の黒千石ご飯を完食。鹿タン、手作りベーコンなど今日も豪華なつまみが並ぶ。だんだん風が強くなってきて、テントが歪みだす。テンバは携帯の電波が通じるので、スマホで天気予報を調べると、翌12時に一番風が強くなる予報なので、今日より30分早く起床し、お昼までに帰ってくる予定にする。
1月7日 曇/強風
強風で起床。谷から唸り音が聞こえてくる。一人餅3個入りラーメンを食べる。カムエク以前にこんな風の中、テントから出るの?と隊員たちの顔を伺うがどうってことないらしい…ビバーク出来るように、コッヘル、ガス、最小限の食糧を共同で、シュラフカバーは個人装備で持ち、意を決して外に出ると確かに瞬間的に突風が吹くとき以外はなんとか歩けた。ガケ尾根頭まで急斜面の猛烈ラッセルと崩れる足元にもがき苦しんで主稜線に立つと、尾根がキリッと細くなり、スノーシューからアイゼン・ピッケルに替える。微妙なトラバースや、1カ所岩を巻くと、大きいピラミッド峰が聳える。もっとキワドイかと思っていたが、雪が深いせいか?展望がないからか?、意外とすんなり越え、ピラミッドから先はカムエクまでの長い尾根をひたすら進む。風が一層強く、視界もなくなっていき、先行者との感覚を開けると足下のトレースが風で消されていく。歩いても歩いても着かないので、カムエクが大きい山であることを痛感する。11:10全員で強風のピークに到達。何も見えない山頂で記念撮影だけしてすぐに下山。午後を過ぎるとは一層風が強く、最大瞬間風速20m以上?。一瞬ガスが取れたが、カムエクは見えないままだった。必死でテントに着き、テントの周りにブロックを2重に置く。これだったら、ほんとに雪洞が良かったね…又々菅原さんゴメンナサイ。志水さんがテントに入り「久々に山でしばかれた」と言っていたが、まさにそんな感じ。男性陣も顔に凍傷を負っている。出発を30分早めたのは正解だった。最終日は揺れまくるテントの中で、前菜のチーズフォンデュ、メインのキーマカレー、9合のご飯をペロッと完食。隊員たちが余ったチーズフォンデュにおかきや鹿チャーシューなど投入し、これはイケると言いながら食べているが、シェフは不本意そう。存分に飲み食いし、最後の最後に宇野さんからホイップクリーム&ケーキのご褒美が出てきた。
1月8日 曇/晴/強風、下は無風
夜半に風は収まる予報だったけど、強いまま朝になる。予備日もないので、テントが飛んでいかないよう慎重に撤収し、スノーシューで転げるように下山。高度を下げると天気は安定し、緊張感がなくダラダラ歩く。何個目かの覆道でここへ来ても元気なアスリート3人は先行し、札内ダムまで車を持ってきてもらい、14時合流、ピックアップしてもらう。嵐山スキー場で温泉に入り、解散。
無事に全員でカムエクのピークに立ち、大変満足のいく山行だった。李家リーダー、個性的な隊員達のまとめ、ありがとうございました。(佐藤あ)

1月5日
 
 

1月6日
 

1月7日
 
 
 

1月8日

大沼山(1,111m)→美比内山(1,071m) 2018.1/7

大沼山(1,111m)→美比内山(1,071m)
2018年1月7日(日)曇り、風3~7m/s、気温-10℃(稜線)、-5℃(元山)
メンバー:L皆木 丸子 林
タイム:旧豊羽鉱山元山発7:30→P875m(巻く)9:00→9:20C860m9:30→10:30大沼山10:40→13:25美比内山13:40→15:20旧豊羽鉱山元山下山

旧豊羽鉱山元山に7:00集合、どちらを先に登るか迷ったが計画通り大沼山(地形図には名称が無いピーク)からとした。右大江沢川を300m程進み左の尾根にでる。昨日来の雪で札幌市内でも20Cm以上の積雪があり予想通り膝までのラッセルだが微かに残るトレールを進む。P875mを右から巻き後は真っすぐ大沼山へ、頂上は看板も無く松が1本生えているだけの頂きであった。
天候はそれ程悪くなく時折青空も見え、視界も300m~1Kmと安定しており時間的にも 予定通り、取りあえず中間のP1,050mまでと再出発、稜線はタンネの森で今までと変わらないラッセルであった。もっと雪が締まっていて歩きやすいと思ったが予想外であった。中間のP1,050mの右C900m を維持しトラバース、時折斜面にヒビが入り緊張させられた。
雪は相変わらず深くラッセルの交替を早めに行い美比内山に到着した。ここには看板があり頂上に登った気にさせられる。
下山の出だしは急斜面、ツボ足で100m程下ってスキーを付け、トレールに導かれるが傾斜が緩くほとんど直滑降で下山した。
このコースは右大江沢川を右に見ながら一周するコース、それぞれ単独で多くのバックカントリーが入っているが縦走は山やの領域と思われる。(稜線には全く人が入った形跡はない)天気が良ければ羊蹄山や定山渓の最高峰余市岳と展望の良い縦走を楽しめるコースだ。     ハヤシ
①大沼山へ、P875m 付近

②大沼山へ

③大沼山頂上

④大沼山→美比内山の稜線

⑤美比内山頂上

⑥美比内山頂上の急斜面

布部岳 2018.1/3

布部岳(1、338m)
2018年1月3日(水)
メンバー:L皆木 丸子 林
タイム:8:30ゴンドラ8:40→8:50リフト9:00→10:20富良野西岳取付10:25→14:00富良野西岳取付14:15→15:10リフト終点15:20→16:20駐車場

この10年、正月山行を行ってきたが全く天候には恵まれない。今回も同様視界不良で布部岳下まで行ったが100mほどの視界で最後の登りが判らず、周辺のタンネの森をウロウロして終わった。
富良野スキー場からゴンドラ・リフトを乗り継ぎ、高齢者隊は体力温存、富良野西岳最後の登りまでは順調、途中一泊で布部岳帰りの5人パーテー、年末芦別岳から縦走してきた3人パーテーとすれ違いラッセルも無く富良野西岳をトラバースし難なく富良野西岳南西コルに出る。ここから沼地を目指したがトレースに頼り過ぎと視界不良のため見逃し布部岳東の複雑な地形を3時間半ウロウロすることになった。
このあたりはバックカントリーと思われるトレースが多く惑わされる。時間的に布部岳南端まで行ったであろうが布部岳東面の崖が見えず結局引き返えした。富良野西岳南西コル近くで始めて布部岳北端の崖の一部が見えたが時遅く帰路とした。  (ハヤシ)

   

 

 

2017.12.9~10 初冬期研修 上ホロ周辺

A班 CL菅原 近藤 大屋 宇野(ふ) 古山
B班 L 牛久保 林 佐藤(あ) 出嶋 中嶋
9日のみ 講師:菊地  宇野(吉)  10日のみ 講師:堤(拓)  谷岡

9日 6:30凌雲閣駐車場集合 7:00BC設営 訓練開始 15:00研修終了
研修はBC(砂防ダム)付近
●菊地氏指導のもと、以下の内容を聴講・実技訓練
①雪崩に関する基本的知識と事例
*起こりやすい地形、雪質ほか
②ビーコン操作方法
*雪崩発生→目視でどこまで流されたか確認→パーティーの安全の確保
→リーダー指示のもと救助開始(要救助者の所持品等を手がかりにする。)
*救出は18分がリミット ・電波はリンゴ型に出る
*ビーコンの矢印は要救助者の逆方向や、遠回りに導かれることがある
*10mまで近づいたら、「テン!」と声を出し、リーダー等が救助を分担
*ビーコンに+標示が出たら、クロスサーチ(1秒間隔でクロスに動かし、捜索)
③埋没者救出法(斜面掘り出し→保温)
*船方に掘り出す。(1-2-2の陣形、リーダーの指示により適時交代)
*埋没者の顔が見えたら、交代しない。ツエルトを用意させる。
*タイムキープをする。
*クワ型スコップは掘った雪を後ろに送るのに便利
③埋没者救出法(平地掘り出し)
*実際に掘る練習
*埋没及び被救出体験
*ゾンデの感触体験(体のどこに当たっているか)
→呼吸の確保のため、頭から掘り出したい。そのため、ビーコンは頭に近い場所に入れると良いが、デメリットあり。
*ビーコンは液晶側を体側に向けて入れる。
*インナー手袋には、薄手の使い捨てのゴム手袋(ニトリル)がオススメ。(オーバー手を脱いで、インナー一枚で作業をしたあとも雪をオーバー手の中に持ち込まないので濡れない)”
④北西稜取付付近まで歩き二日目の研修の確認
⑤交流会 B班出島氏もつなべ・各種美酒

10日起床5:00  朝食6:00  研修7:10~12:00 BC撤去12:30  凌雲閣駐車場13:00(解散)  研修は八手岩末端付近

●堤氏指導のもと、安政火口付近において以下の内容を聴講・実技研修
☆B班 朝食:出島氏カキうどん
①アイゼン歩行
*登りも下りもフラットフッティングを心がける
→山側、谷側につま先を開く *ガニ股歩行
*下りはやや前傾姿勢。腰を引かないこと。ひざをやわらかく使う
*滑落事故はアイゼンをロープや足に引っ掛けて起こりやすい。
→ロープの芯が破損したら以後使えないため、アイゼンで踏んだら必ず申告
*アイゼンを装着する際は、2段の足場をつくる。
②ピッケル操作
*登りはピックが前、下りはピックを後ろにし、滑落停止がすぐできるよう
*滑落停止:スピードがつく前はアイゼンで止める。スピードがついたら、足を上げてピッケルで止める。
→ピッケルを放してしまったら、手とひざで止めるしかない。
=5月の残雪期に雨具を着ていてスピードがつくと難しい。

③ピッケル(スコップ)でのセルフビレイ
*機能させるためのピッケルの埋め方、各種方法
*セルフビレイ器具の使い方
*スタンディングアックスビレイ、肩がらみ
→下側の足をつっぱる
*一番使う腰がらみ確保を練習
*斜面での休憩時はピッケルでザックを固定。

④スタカットクライム・コンテ歩行
*間隔は状況によるが10mほど
*ロープの肩へのかけ方、各種持ち方(スリング・カラビナを利用)
*制動力を増すためロープ間に結び目でこぶを作る場合もある

⑤雪洞見学
⑥テント撤収

記 中嶋

10日 A班 菅原さんの滑落の経験談を踏まえながらの滑落停止訓練。訓練で出来ない事は実際に起きた場合にもできないという言葉に身が引き締まる。頭を下に果敢に滑落する古山君の若さに圧倒される。またピッケルが手元に無い場合の腕での停止訓練。実際に滑落した場合、冷静に対処できるか不安になる。その後雪洞堀。いかに楽に掘り、いかに暖かく過ごすか。数々経験してきた視点は大変為になりました。小雪と寒さで早めに終了し、テント撤収。 講師の菅原さんのお陰で有意義な訓練となりました。  記 宇野

トヨニ岳~ピリカヌプリ~ソエマツ岳 2017.3.17~20

CⅬ&食担:宇野(吉)、宇野(ふ)、渡邉(あ)

コースタイム
3/17 10:45 野塚トンネル横駐車場出発  雪のち晴れ
   12:15 稜線到着
   13:30 cont.1251m
   15:00 トヨニ岳南峰手前コル C1
   16:50 テン場完成
   21:00 就寝    

3/18  4:00 起床
    6:25 出発
    6:30 トヨニ岳南峰
    7:20 北峰 7:45 出発
    9:30 cont.1500m手前 Ω2 ここまでスノーシュー!
   11:00 雪洞テント完成 
スカイバー・ピリカ オープン 15:00閉店
   19:30 就寝    晴れ

3/19  3:30 起床     快晴
    5:30 出発
    6:30 cont.1338m
    8:05 ピリカヌプリ 8:35出発
   10:15 cont.1529m
   12:15 ソエマツ岳 12:20出発
   12:35 cont.1500m 休憩 12:55出発
   13:35 靴幅リッジ通過
   14:00 cont.1529m
   16:05 ピリカヌプリ 16:15出発
   17:25 cont.1338m
   18:20 テン場到着
   22:00 就寝    

3/20  5:30 起床     快晴
    8:00 出発
    9:25 トヨニ岳北峰
   10:10 トヨニ岳南峰 C1跡地で休憩 11:00 出発
   11:50 cont.1162m 12:00出発
   12:50 駐車場到着  
  
今回の山行は、女性陣二人が当初1泊で芽室岳に行く計画が発端で、私も諸々の都合をつけて3泊4日の行程となった。4日となるとかなり山の選択肢も増えたが、数年前の同時期に敗退しているピリカヌプリ、あわよくばソエマツも視野に入れた計画となった。3泊あれば悪天でも最低ピリカはアタックできるだろう!考えると積雪期のピリカ、ソエマツは日高全山以来の実に16年ぶりとなる。ワクワクしてきた。さらにT氏も行けることとなり、ますますテンションが上がる。
そして、出発3日前の14日、なんと妻がランニング中に足を痛めた。軽い肉離れだと思われるが、階段の上り下りも痛いと言う。うーん何ということだ。さらに、前日、T氏の体調が悪く不参加となってしまった。あゆみ嬢も妻がいないと不安のようで、こちらも独身女性と二人っきりというのもなんだか憚られる。一人で行こうか、テンションがた落ちだ!
とりあえず妻は行けるところまでということで、3人で入山することになった。予想通りトレースは高速道路と化しており、途中雪模様にはなるが1時間半で快適に稜線到着。幸先がよい。前回はトヨニ手前の岩稜帯で強風撤退となったが、今回は全く問題なく通過。予定どおり、トヨニ岳南峰手前で半雪洞テントのC1とした。妻の足も何とか問題なさそうで一安心。初日はジンギスカンをおいしくいただく。雪も止み、山々が月明かりに照らされている。ああ、やっぱり山はいいなぁ。
二日目の行程は結構迷っていた。ピリカの手前で早めに幕とし、ソエマツにロングアタックをかけるか、ピリカを越えて翌日のアタック後、再度ピリカを越えてトヨニ近くまで戻るか。しかし、妻の足や、全装で二回ピリカを越えることを考えると日帰り装備でロングアタックの方が無難だと判断してcont.1500mポコ手前にC2とした。なんとここまでスノーシューで来てしまった。まだ、9時半、時間もたっぷりあるし、2泊するので雪洞テントとすることに。1時間半で完成後は天気も良くポカポカのなか、バー・ピリカを開店。明日に備えてパワー温存。山脈を見ながら最高の贅沢、後続パーティを高みの見物で冷やかしながらついつい飲み過ぎてしまった。正月山行の二の舞になるか、気が付くと晩御飯の極上カレーができあがっていた。カレーは最高だが、気持ちが悪い。プリンもおいしくいただき、明日のために早めに就寝。
三日目も最高の天気、隣のパーティが先に出たので、ありがたくトレースを使わせてもらった。ピリカはどっしりと構え、さすが日高の標高差である。アップダウンを幾度か越え、頂上直下は稜線上とは思えない急傾斜だ。2時間半でついにピリカヌプリ山頂!あゆみ嬢は号泣している。なんという景色だ!北はカムエクの向こうまで見渡せ、日高の核心が全て丸見えになっている。これだから日高はやめられない。やはり格別だ!
そして、妻から「ソエマツ行きたい人ー?」との声が。何ということだ、今山行自体も危ぶまれた張本人からこの発言。しーーん・・・。あゆみ嬢はここで満足か、私はリーダーとして考えるとソエマツ往復は厳しいか。しかし、妻の「今行かないと一生行けないかも知れない」のもう一声で決意。とりあえず行けるところまで、行くことにした。時間はたっぷりあるし、確かにこの快晴無風の状況でここでひきかえすと間違いなく後悔する。最悪、妻は私が背負えばいい。いざ、ソエマツへ!久々に山に呼ばれている気がした。
全山以来でコースの状況は全く覚えていなかった。途中にはクライムダウン、靴幅リッジも現れ、妻の足も怪しくなってくる。当初3時間、11時をリミットにしていた行程だが、どんどん時間が過ぎていく。頂上手前で妻がついに音を上げ、ここで待っていると言う。しかしここまで来て諦めるとは何事か。妻の荷を置いていくことにして、ついにソエマツ頂上へ、またしても、あゆみ嬢は号泣、神威岳は貴婦人の佇まいで聳え、カムエクも随分と近く見え、ソエマツ沢は頂上直下まで噂に違わぬ威容で深く切れ込んでいる。最高の頂上だ!来てよかった!帰りはヘッドランプになりそうだが、そんなの関係ない。
とはいうものの景色を頭に焼き付け、早々に下山を開始。妻の足は悲鳴を上げ出し、痛み止めとテーピングのお世話になることにした。これが、功を奏しゆっくりだが休みなく、歩を進めることができるようになった。靴幅リッジ、アップダウンはできるだけ巻いていく、危険個所を過ぎ、ピリカへの登りをあゆみ嬢に譲ると頼もしくどんどん高度を上げていく。なんと素晴らしい体力だ!結局、復路も同タイムでピリカ頂上に到着。危険個所は頂上直下の急な下りのみだ。ここであゆみ様は先ほどの勢いを失い、馬車馬から小鹿に変身。妻はすたすたと下りていく。やはり経験の差か。しかし、最低コルからあゆみ嬢はまた解き放たれた馬車馬と化し、鬱憤を晴らすかのごとくすごい勢いでテン場まで登り返していた。十勝側は夜の帳に包まれはじめ、ピリカは赤く燃え上がり感動の世界を繰り広げている。このタイミングでこの場所を歩けるなんてそうそうないだろう。幸せを噛みしめながらギリギリヘッドランプは免れ18時半、我が家に安着した。さぁビールを飲もう。
あっという間に余韻に浸った夕食も終わり、就寝。明日で下山と思うと寂しくなってくる。メンバー二人はすっかり神威岳の虜になってしまい、会話が弾んでいる。
四日目、下山日であるが今日も快晴無風、何と恵まれたこの4日間。トレースもバッチリで稜線も昨日とは打って変わり優しい。途中C1の半雪洞でゆっくり日向ぼっこする。駐車場までは稜線から30分ちょっとで着いてしまった。無事下山!お二人さん、よく頑張りました!次はどこ行こうかな? 【記:宇野(吉)】

数日後にリベンジ山行を控えているのにロングランで脚を痛めてしまう。(軽い肉離れ?) 迷いながらも共同装備を託し参加を決意。感謝です。甘やかしてくれた2頭のばん馬様。稜線までを目標にしたが、予想以上に快調に進める。なんとピリカ頂上まで順調に来られた。快晴微風。安定した天気。こんなチャンスは無いと悟った私は、ソエマツからの神威岳の姿、南側からの圧巻すぎる中部日高を見たいという欲の塊になった。脚の痛みがひどくなっても、引きずって歩けるはず。日が落ちてもヘッドランプがあるから大丈夫。沸々と湧いてくる変な確信。ピリカ山頂で十分ではないかと悩むばん馬たちに「行こうよ!行ける!」問題児からの発言に心中苦笑していただろうなぁ。ピリカ~ソエマツの稜線はボスばん馬がいなければルートの見極めが難しく、緊張する箇所が幾つかあった。瞬時の判断、さすがと言うしかない。いつもながらのナイスなガイドをされては、下界で文句も言えなくなってしまうではないか… いよいよ目前に迫るソエマツ山頂手前で、急激に痛みが出始めた。振り返ると長い復路。ピンチだ。今更焦り始め泣きたくなってくる。応急措置としてロキソニンと太ももにお相撲さんのようなテーピング巻きをしてみる。凄すぎる。使った事がないので軽く考えていたアイテムだったが、この二つが欠けていたらと今考えると凍りつく。マストアイテムに昇格。そして念願のソエマツ頂上へ。声も出ない程の迫力ある景色。南、中部、北日高。エリアによってこんなにも山容が違うのかと感激している横で、可愛いばん馬ちゃんは叫んでいるのか泣いているのか分からない興奮状態。そして恒例の山への語り掛け。ドウドウ。日高愛が強すぎるばん馬ちゃん。いつか全山縦走に挑戦するのではなかろうか。C2まで奇跡的にヘッドランプに頼ることなく帰ることができ、有り余るお酒で安着の乾杯。安堵でどっと疲れが出た。

・今回の装備:シュラフは真冬用で良かったと思う。濡れる心配は無いので防寒着はダウンに。行動中の水は0.8Lのテルモスで余った。手袋はテムレスデビュー。勢いのあるアルパインクライマーの間でも使用者多数らしい。雪洞作りの際にも濡れず私もテムレス仲間に入れてもらいます。サングラス無しの登山者がいた。多分雪目で大変な事になっていたと思う。また、ヘルメットにピッケルというスタイルの若者がいたが、何故にヘルメットか分からなかった。ストック無しでは辛すぎだと思う。スノーシューでトヨニまで問題なく行けた。 【記:宇野(ふ)】

予報では強風予報だったので、ソエマツどころかピリカにも行けずに撤退するのだろう・・・体調も低迷気味。ハードな山行をこなせる自信もなく、強風の中、ナイフリッジなんて歩きたくない・・・停滞して宴会の方が好都合、シメシメ・・・と思っていたが、天気予報は大きく外れ、4日間快晴無風の稜線を満喫してしまった。
下界での弱音は何処へやら、ザックを背負って歩き始めると何故か底力が湧いてきて、食欲も旺盛で二人に褒められるほどモリモリ食べ、天気にも後押しされイケイケ・ドンドン状態。自分の足取りと思えないほど好調にナイフリッジも超えることが出来た。(ピリカの下山は情けないほどビビッてたけど)
ソエマツの山頂は、「これが中部日高だ、とくと見ておきなさい」と言われているかのように穏やかに出迎えてくれ、そこから見る日高の核心部の白い峰々は、あんな鋭い稜線を人が歩くことが出来るのだろうか?しかもあんなところまで辿り着くのに一体何日とどれだけの体力が必要なんだ?私には一生無理じゃないか…と諦めたくなるほど、犯しがたい遥かなる領域だった。そして、今自分が立っている場所が今までで一番山深い場所であることに猛烈に感動した。
去年の夏に登った1839峰が「よくここまで近づいて来たね」と優しく微笑んでくれているようで親しみを込めて手を振ったが、目の前の神威岳が無言の冷笑を浮かべ「登ってこれるものなら来てみなさい」と威圧感を与えてきて、今の自分には太刀打ちできない怖ろしく大きな山だと思った。そして、日本にこんなに綺麗な山があるのか、と思うほど美しい山容だった。
今回の山行で、吉彦さんから冬山の所作を改めて1から教えてもらい大変為になった。また吉彦さんの現地でのパーティの状態を把握しての判断は完璧で、私たち二人を安全に山頂まで導きBCに帰してくれた。長年の経験から出来ることなのだろうが、日高の山々から特別に可愛がられ、守られ、山から先の出来事を透視させてもらっているかのようなプランニング、完璧なリーダーだった。日高の申し子…桃から生まれた桃太郎ならぬ、日高から生まれた日高太郎・・・そんな日高太郎氏の夫人ふみさんは、旦那様よりもワイルドで気持ちが強い。肉離れでもソエマツに行きたいなんて、そんなガッツがある姐さんを止めるわけにはいかない。とんでもない夫婦に付き合わされたが、いつも最後のツメで逃げてしまう私はこの二人とじゃないと一生ソエマツは遠い山で終わっていたと思う。そして、毎晩テントでお腹を抱えてゲラゲラ笑った宴会は最高だった。とても感謝しています。
やっと少しずつ日高山脈の地図が頭で縫い合わせることが出来始め、尚更面白く、夢中になってきた。そして次の明確な目標が見えた。国境稜線を繋げること。神威岳を超えてペテガリへ!!【記:渡邉(あ)】



 








 

3/17 晩:ジンギスカン&ホルモン、白米
3/18 朝:餅3個入り雑炊 夜:6時間煮込んだ絶品カレー、海藻サラダ、プリン
3/19 朝:餅3個入りラーメン 夜:ベーコン・野菜たっぷりスープパスタ、マヨコンビーフマッシュポテト、プリン
3/20 朝:餅3個入りチキンラーメン
三晩のお酒:ウィスキー、日本酒、梅酒、ピール500ml×4本etc

鉢盛山 2017.3.11

鉢盛山(1453m)~東尾根
2017.3.11(土)
メンバー 芳澤 他2
タイム 6:04 峯泊林道入口・288→7:43 半面山南尾根730コル→8:10 ポントナシベツ川→10:11 東尾根1020 10:24→11:50 1260→12:58 山頂 13:22→14:50 ポントナ川→14:54 520取付、ツボ→15:14 540、SKI装着→15:58 730コル→17:00 林道出合→17:08 車
/登り6:54 下り3:46 総行動時間11:04

山部南陽地区の西一号線の南端、峯泊林道を使い、半面山からの長い南尾根を乗っ越して、ポントナシベツ川に降り、東尾根を末端から辿って、鉢盛山をワンデイでやろうという計画。
本ルートは同行O氏が見いだし、昨春に単独で実行されている。

今時期の足回りは難しい。様々な雪質・残雪量等に対応すべく、スキーアイゼン、アイゼン、ワカンとフル装備で挑むこととした。結果的にはシールのみで最後までスキーで押し通すことができたのだが…
峯泊林道(峰泊沢右岸)を900mほど進み、左から入る沢沿いの作業道へと進む。徐々に高度を上げ、690付近で離れる。762ポコを右からかわし、730コルから尾根伝いに西へと下る。ポントナシベツ川にかかるSBは十分にあるが、なにせ両岸ともに崖地形で、あちこちに岩が露出している。この取付ポイントの発見が第一の核心。急登に汗だくになること2時間、1020で東尾根にのる。このあたりまでくると超えてきた山(尾根)も眼下となり、右手には芦別山塊、左手奥には夕張岳が顔を覗かせる。本ルートで唯一比較的プラトーな部分でもある。1098を超えると再び急登が始まる。1190ポコを右から巻き、すぐに1260ポコを左から巻く。1210付近に向けて数mのトラバース…雪面がスパっと切れて、小規模雪崩。ヒヤッとする。小さな雪庇を乗り越え、狭くて急な尾根に小刻みにジグを切ると間もなく緩みホッと一息。ここが第二の核心。1400で右手のポコを通過すると今までの痩せ尾根が嘘のように平坦なドームとなる。左手には夕張岳へと長く比較的広い稜線。北へはポントナシベツ岳・芦別岳へと急激に立ち上がる稜線。夕張マッターホルンの北東面、シュウーパロ南稜が強く目を惹いた。中岳は案外ゴロンとして見える。十勝岳連峰が青空に白く浮かんでいた。ポントナ川徒渉から5時間を要した登りも1時間半で下る。ここで終われないのがこのルートの辛いところ。SKIを両手に対岸を這い上がる。疲れ切った体には、たかが200mの登りも骨身にしみる。コルを越え740付近まで登り返し、ここからは下の林道まで自動運転。と思ったのも束の間。硬いこと、硬いこと!標高差約400m、最初から最後まで『ハの字』滑降。ガリガリガリー!谷間に轟いた。
最後まで楽はさせてもらえなかったが、確実に記憶にも体にも残る山行となった。   Y澤

対岸上から見下ろすポントナ川徒渉地点        1020付近からのポントナ川上流部の山々
 
左手には夕張岳が顔を覗かせる。            1098通過。中央の奥に山頂部がある。
 
再び始まる急登                       最後の登り…山部の田畑が広がる
 
既に高い樹木はない。                   平坦なドーム中心へと進む
 
夕張マッターホルン。                    国境稜線南、夕張岳山群。前岳(奥中)が鋭い
 
国境稜線北、こちらは鋭い。ポントナ~芦別      シューパロ南稜
 
中岳。ここからは案外ゴロンとしてる。          十勝岳連峰。右にポツンと下ホロ
 
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