カムイエクウチカウシ山~札内川七ノ沢左岸尾根 2018.1.5~1.8

カムイエクウチカウシ山 2018.1.5~1.9
CL李家、SL佐藤(亮)、シェフ志水、宇野(吉)、菅原、佐藤(あ)、星野(千)、他1

1月5日(金) 8:00中札内道の駅集合 8:45ピョウタンゲート着 9:25出発 11:50札内ヒュッテ
15:00七の沢出合~C1設営、元気な3人で上部のルート工作
1月6日(土) 5:00起床~撤収 6:40出発 14:15 1640mコル着~C2設営
1月7日(日) 4:30起床 6:30出発 11:10カムエク 14:00 1640コルC3着
1月8日(月) 4:30起床~撤収 6:30出発 12:30札内ヒュッテ 14:15ダムゲート前

今年のヤセ尾根登山隊は過去最多の8人。なんとか予定を合わせ、ガケ尾根からカムエクを予備日なしの4日間、ピストンでアタックすることとなった。
1月5日晴。
札内ダムまで車が入れる予定だったが、ピョウタンゲートで閉じており(年末の降雪で道道に雪崩の危険があったので閉じたとのこと)、残念ながら+3キロ、全長16キロの林道歩きとなった。今年の年末年始のカムエクは人気だったようで、下山中の2パティーとすれ違う。トレースがあるため初日はだいぶラクに七の沢出合に到着できた。元気なアスリート宇野・佐藤・星野氏の3人は翌日のルート工作へ行き、残りの5人でC1を設営。ルート工作隊は真剣なようでなかなか戻ってこない…。今回の志水シェフによるメニューテーマは「ガーリック&ジンジャー」で初日は牛すじ&ニラ鍋、9合の白米をペロッと完食。宇野さんが撃った鹿チャーシューなど贅沢な品々が並ぶ。
1月6日晴。
朝は一人餅3個入りラーメン。ガケ尾根を北側からスノーシューで取りつくが、急斜面なので先頭は空身でラッセルしてからザックを取りに戻ることにする。急斜面のササの上に積もった雪は保持力がなく、1歩進んでは2歩ずり落ちる・・・を繰り返し、ササを掴みもがき苦しみながらもじわりじわりと高度を上げていく。重たい荷物、深いラッセル、滑る足下の三重苦にあえぎながらも嬉しそうな隊員たち。だんだん尾根が顕著になり、左手にピラトコミ山、行く手にはふんぞり返りたくなるような猛烈なポコがいくつか待ち受けているのが見える。「あんなところ登るのかよ~」と内心思うが、実際行ってみると見た目ほどではない。ラッセルをどんどん交代し、更に尾根が細くブッシュがうるさくうんざりしてきたころ、Co1660のコルに着き、C2設営。1823峰、コイカクが見え、「日高っぽい」景色が目の前に広がり、素敵なテンバで満足する。元気な人たちで、雪洞掘りの練習。C2以降は軽量化のため雪洞にしたい菅原氏 vs 積雪量が心配なテント派複数で意見が割れ、結局多数決でテントを上げたが、1660mコルの雪庇には雪洞が掘れる十分な雪があったらしい。菅原さんゴメンナサイ…。晩ご飯は絶品酢豚と9合の黒千石ご飯を完食。鹿タン、手作りベーコンなど今日も豪華なつまみが並ぶ。だんだん風が強くなってきて、テントが歪みだす。テンバは携帯の電波が通じるので、スマホで天気予報を調べると、翌12時に一番風が強くなる予報なので、今日より30分早く起床し、お昼までに帰ってくる予定にする。
1月7日 曇/強風
強風で起床。谷から唸り音が聞こえてくる。一人餅3個入りラーメンを食べる。カムエク以前にこんな風の中、テントから出るの?と隊員たちの顔を伺うがどうってことないらしい…ビバーク出来るように、コッヘル、ガス、最小限の食糧を共同で、シュラフカバーは個人装備で持ち、意を決して外に出ると確かに瞬間的に突風が吹くとき以外はなんとか歩けた。ガケ尾根頭まで急斜面の猛烈ラッセルと崩れる足元にもがき苦しんで主稜線に立つと、尾根がキリッと細くなり、スノーシューからアイゼン・ピッケルに替える。微妙なトラバースや、1カ所岩を巻くと、大きいピラミッド峰が聳える。もっとキワドイかと思っていたが、雪が深いせいか?展望がないからか?、意外とすんなり越え、ピラミッドから先はカムエクまでの長い尾根をひたすら進む。風が一層強く、視界もなくなっていき、先行者との感覚を開けると足下のトレースが風で消されていく。歩いても歩いても着かないので、カムエクが大きい山であることを痛感する。11:10全員で強風のピークに到達。何も見えない山頂で記念撮影だけしてすぐに下山。午後を過ぎるとは一層風が強く、最大瞬間風速20m以上?。一瞬ガスが取れたが、カムエクは見えないままだった。必死でテントに着き、テントの周りにブロックを2重に置く。これだったら、ほんとに雪洞が良かったね…又々菅原さんゴメンナサイ。志水さんがテントに入り「久々に山でしばかれた」と言っていたが、まさにそんな感じ。男性陣も顔に凍傷を負っている。出発を30分早めたのは正解だった。最終日は揺れまくるテントの中で、前菜のチーズフォンデュ、メインのキーマカレー、9合のご飯をペロッと完食。隊員たちが余ったチーズフォンデュにおかきや鹿チャーシューなど投入し、これはイケると言いながら食べているが、シェフは不本意そう。存分に飲み食いし、最後の最後に宇野さんからホイップクリーム&ケーキのご褒美が出てきた。
1月8日 曇/晴/強風、下は無風
夜半に風は収まる予報だったけど、強いまま朝になる。予備日もないので、テントが飛んでいかないよう慎重に撤収し、スノーシューで転げるように下山。高度を下げると天気は安定し、緊張感がなくダラダラ歩く。何個目かの覆道でここへ来ても元気なアスリート3人は先行し、札内ダムまで車を持ってきてもらい、14時合流、ピックアップしてもらう。嵐山スキー場で温泉に入り、解散。
無事に全員でカムエクのピークに立ち、大変満足のいく山行だった。李家リーダー、個性的な隊員達のまとめ、ありがとうございました。(佐藤あ)

1月5日
 
 

1月6日
 

1月7日
 
 
 

1月8日

カムイエクウチカウシ山~札内川七ノ沢左岸尾根 2018.1.5~1.8」への2件のフィードバック

  1. 他1  こと辻野。

    カムエクを4日で落とせて、驚いております。やはり 旭川山岳会は、なまら強いです。
    今回 正直言って・・・こわかった・・・着いて行くのが、やっとでした。

    1. ayumi_w 投稿作成者

      私もスノーシューだからなんとかついていけました…
      辻野さんとのテント、なまら楽しかったです。
      春もご一緒してください。

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